topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink
 頑張れ!女子サッカー 05/05/24 (火) <レポートに戻る>

 ミック・レナード監督(ニュージーランド女子代表)記者会見
 KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2005 なでしこジャパンvs.ニュージーランド女子代表

 こんにちは。ニュージーランドA代表の監督を務めております、ミック・レナードと申します。できればみなさんからの質問を受けたいと思いますが、よろしいでしょうか?


今日の試合を振り返って。

 そうですね。私たちは来日する前から、非常に難しい仕事をやり遂げなければいけないということが分かっていました。私たちの長期的戦略というのは2007年の女子ワールドカップの予選を勝ち抜くことです。それがここ18ヶ月の私たちの目的でした。この試合はその道のりの一段階というふうに言いましょうか?

 私たちのチームは非常に若いチームです。この試合を通じて経験を積むということ。日本チームのレベルの選手たちと対抗することが非常に良い経験になりました。私たちのチームの数名は、初めて国際試合に出ることができました。そして、まだまだ私たちの道のりは長いということが分かりました。


中盤は1ボランチで、その前に2枚置くシステムでしたが。

 そうですね。私たちは最終ラインに4人並べるという戦術でした。中盤はひとり深めに置く。これはシドニーで日本の試合を見て、これが良いと思いました。日本もバックに4人を並べている。どちらかというと前向きなので、その後ろのスペースをどうにか利用できないかと思いました。


今日の試合には関係ないですけれども、ニュージーランドのスポーツ界における女子サッカーのポジションは?

 そうですね。ニュージーランドにおいては女子の中で徐々に成長しつつあるスポーツだと思っています。10年、15年、あるいは20年前は、ニュージーランドの女子サッカーのランキングは世界で4番目くらいだったと思います。しかしながら、その時代から世界はどんどん進んで進歩を遂げているんですが、ニュージーランドは残念ながらその中で進歩がなかったんだと考えています。ですから今、ニュージーランドのサッカー協会は、多くの時間と労力を女子サッカーに費やしています。

 他のスポーツとも私たちは競合しております。例えばネットボールとか、ラグビーもニュージーランドでは非常に人気が高いです。私たちの仕事は、女性たちに対して「サッカーには未来がある」ことを伝えることではないでしょうか。何と言ったってサッカーは世界中で最大のスポーツです。ですから男女問わず、私たちは両方のチームに非常に多くの努力を費やしていきたいと思います。そして、レベルを上げていくつもりです。


日本チームの印象、0−6というスコアについての印象は。

 私は3月にシドニーの試合を見させていただきました。その印象は日本の女子チームは非常に強いチームだったということですね。その時の日本女子チームの印象ですけれども、ちょっと初めてのうちは保守的だったでしょうか。オーストラリアのチームを非常に過剰評価してしまっていたのではないでしょうか。そのため、ちょっとコンサーバティブなプレーが見えていました。後半になって、随分、コントロールができてきたと思います。

 その時に私が思ったのは、技術的にも、オーストラリアよりも上のチームだということです。それを見て『私たちは非常に多くのことをやらなければいけない、本当に上り坂のチームである』ということを認識しました。しかし、ここで言わせていただきたいのは、私たちのチームは女子メンバーたちは、今日はベストを尽くした。そして自分たちよりも強いチームが相手だったということですね。


この試合に照準を当てたチーム練習をする時間はどれくらいあったか。また、今日の試合を戦って、日本女子の最大のストロングポイントはどこだったか。

 まず、言わせていただきたいのは、私たちは、地理的なポジションが非常に不利ということです。日本みたいなレベルのチームと試合をしにくい地理的にあるということなんです。

 先ほど言いましたが、私たちの遠い目標は、2007年の女子ワールドカップの予選を勝ち抜くということ、そこで良いパフォーマンスをするということ。私たちのチームはニュージーランド国内で活躍している選手が週に3回練習しております。そして若い選手が中心になっており、その中の2人がヨーロッパで活躍しております。また3人がアメリカの大学に留学しております。このような環境の中で、私たちが十分に練習するというのは難しかったんです。何と言ったって、2日前に日本に到着して、しかも長旅の後でした。ですから本当に短期間で、私たちは準備をしなければいけませんでした。

 2つ目の質問ですが、私は今のポジションについて18ケ月だけなんですけれども、期間の間に国際試合を何試合かやってきました。そして中国、北朝鮮、アメリカ、オーストラリアを見てきました。その中で日本のチームを評価しますと、技術的に良いということが言えると思います。そして動きが非常に敏捷で、迅速であると思います。全体的な質から言いますと、アメリカに近いと思っています。

 日本の監督とお話をしまして、非常にチームも若いと聞いております。非常に素晴らしい将来が待っているのではないかと思います。そして同時に私たちにも希望を与えてくれると思っています。


大橋浩司監督(日本女子代表)記者会見
日本女子代表選手インタビュー
試合レポートに戻る
<レポートに戻る>
topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送