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残念ですが、妥当な結果かもしれません
2005Jリーグ ディビジョン1 第12節 アルビレックス新潟vs.鹿島アントラーズ


文/石毛大介

 東京はここ最近寒く、春とは思えない気候ですが、新潟駅を降りるとまるで正反対。日差しもあり、暖かいというより暑いという感じです。東京が寒いので新潟はそれよりは・・・と思い着込んだのが間違い、というほどでした。やはり遠方から駆けつける場合、暖かい陽気に迎えられると移動の疲れや財政支出も忘れるというものです。そこへプラスアルビの勝利となればもう最高の週末です。

 ですが今日の相手は現在首位独走の鹿島。いや本当に強い。去年2戦の成績だと1勝1分。しかもビッグスワンでは勝利。分が良いと言いたいところですが去年2戦だけですし単純に比べるのもどうかと。ただケガ人がいたりでベストメンバーではないから、多少のつけ入る隙はあるのかな、とバスの中で考えているといつのまにかビッグスワン。それにしても弁天橋付近の道路工事早く終わらないですかね・・・ 夕方の帰りは特に込み、なかなか進みません。いっそのことレンタルサイクルでもしましょうかネ。


 今日は久々の4バック。「ん?大丈夫か?鹿島の中盤やサイドが激しくポジションチェンジしたらついていけるだろうか・・・。スコーンとやられたりなんて・・・」と試合早々ネガティブになってしまいました。ですが意外とハマります。激しい中盤の協力プレス(単発的や単なる間合い詰めではなく複数人での)があるとはいえませんが、1対1の局地戦になると球際の強さを見せ、簡単に鹿島の選手にプレーさせません。

 といってもかなり引いて守っているので鹿島がVAに侵入すると、そこにはアルビの選手が多いときには6、7人くらいになります。また常にVAやPA付近で人数を割いているので、アルビが誇る専守防衛ブロックを前になかなか攻め込めません。何度か鹿島の決定的チャンスがありましたが、ギリギリで身を挺して防ぎます。中盤ではある程度鹿島がフリーでボールを持ちます。まあこれは仕方ない。ただもう少しプレッシャーを与えても良いのでは、と常々思うのですが・・・。難しいのでしょうかネ・・・。

今日の守備陣は90分間、本当に頑張ったと思います。主力がケガ等で離脱しているとはいえ鹿島の攻撃は怖いですからネ。これにアレックス・ミネイロやらフェルナンドやら・野沢がいたらと思うと・・・ そのせいか90分間通して中盤を制した鹿島ですが、それと決定的場面がやや比例していなかったように感じました。それでも主力が抜けてもあれだけのサッカーを展開するのですから羨ましい限りです。


 王者相手に前半は0−0でしのぎます。「うーん・・・、スコアレスドローは大きいな・・・」まず前半終了の第一印象でした。そして後半・・・。アルビが先制します。左サイドの慎吾からのクロスにPAの船越へ。しかし空振り。そのボールが同じPA内のファビへ。すかさずシュート。鹿島のゴールネットを揺らします。それ以上にスタンドが揺れます。何てったって早い時間帯で首位独走の鹿島から先制点を奪ったんですから、落ち着けという方が無理です。「もしかして・・・ いやまだ40分近くあるんだから」と気持ちを抑えます。

 しかしこの気持ちを抑えさせてくれなかったのが喜多。喜多がアルビPA付近でカット。そのままドリブルで持ち込みます。何故か鹿島の選手が誰もプレッシャーをかけません。あれよあれよと鹿島のPA付近。右足を振り抜きシュート。これが鹿島ゴール右隅に転がりゴール。アルビ追加点。正直「打っちゃった、入っちゃった」というゴールでした。いや喜多には申し訳ないですが・・・。僕もまさか打つとは思いませんでしたしネ。喜多のドリブルの場面でアルビも含めパス出しをイメージしていたのでしょう。鹿島のフィールドプレーヤーもGKの曽ヶ端も意表を付かれた感じでした。

 スタンドはこれ以上ない盛り上がりです。知らない者同士でもアルビのリードの喜びを分ち合います。話しがそれますが、「よっしゃー!!」と立ち上がり腕を振り上げたりしてた時、隣の子供をドついてしまったような気がしますが、まぁ・・・、ご勘弁を・・・。 今度、東京でお菓子でも買っていってあげましょうかネ。アハハ・・・


「アルビさぁ。いこうか」、といきたいところですが、何故かイケイケムードが減退してしまいました。守りに入ったのでしょうか、試合後の反町監督も「ボールを奪いにいくディフェンスができずに、ゴールを守るというディフェンスになってしまった」と。うーん・・・まさに2点先制後のアルビを形容していると思います。その後、鹿島のPKとFKを叩き込まれ同点。「もしかして・・・」という想いも夢となってしまいました。

 うーん・・・アルビは勝ちきれないですね・・・。まだ経験が足りないのでしょうか。確かに試合後の反町監督も言っていたようですがアルビは2点先制されてのシーンがないですからね。確かに「まったり感」はあったと思いますし、やはり失点が多いですね。失点さえなければ同じ負けでも惨敗せずに済んだ試合や、勝ちきれた試合もありますからね・・・。

 ナビスコを含めリーグ再開までの最重要課題でしょうか。今日の試合は引き分けの勝点1で十分ではないでしょうか。いやむしろ鹿島は十分ではないと思います。ただ展開からして勝ってもおかしくなかったのですが・・・。でもやはり相手は王者鹿島でしたネ。さすがです・・・。


 ここでリーグはしばらくお休みですがナビスコがあります。週末は対浦和戦。去年は2敗、しかも合計7失点。調子はいまいちとか言われてますが、どうなんでしょう。アルビ戦以後調子づいた、何てことはゴメンですよネ。そして次の日はビッグスワンでの日本代表対ペルー戦。もちろん行きます。もう今月は毎週ビッグスワンへ行っています。もう地元のようです。

 次のアルビ観戦は6月11日の今週末と同じ対浦和戦になると思います。ビッグワンでのナビスコ対大宮戦は取止めました。私事ですがバーレーン戦を弾丸で現地観戦するので、ちょっと抑えようかと。アルビサポの皆さんゴメンなさい・・・。帰国後最初のJ観戦がビッグスワンでのナビスコ対浦和戦、ということになりそうですが、何とか決勝T進出を実現して欲しいと思います。徐々ではありますが、フレキシブルに対戦相手に対応して、きちんと結果がでていると思います。決勝Tも夢ではないと信じたいと思います。では。







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