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TEPCO、終盤の追い上げを見せてドローに持ち込む。
2005L1 第9節 浦和レッドダイヤモンズレディースvs.東京電力女子サッカー部マリーゼ


文/トークン

 関東地方は梅雨入りしたばかりだと言うのに、晴れ間が見えます。日差しは先週よりも強いぐらいです。私は半袖だったので日焼けで腕時計の跡が残った程です。気温は30度前後だったでしょう。旗がはためくほどの風でしたが、それほどボールの動きに影響はなかったでしょう。ゲーム開始頃は雲は少なめでした。時が経つうちに雲が多くなり、時折太陽が雲に隠れると気温がぐっと下がりました。後半は日陰になることが多く曇り空になりました。

 昨年のリーグ覇者さいたまレイナスFCは、今年から浦和レッドダイヤモンズレディースに名前が変わりました。一方、YKK AP東北女子サッカー部フラッパーズも東京電力女子サッカー部マリーゼに生まれ変わりました。

 今日のゲームではメインスタンドには一般の観客を入れず、バックスタンド側に観客を集中させました。オーロラビジョンのある西側のゴール裏には、マリーゼのサポーターが陣取り、ほぼ満席でした。一方、浦和のゴール裏には空席が目立ちました。でも人数こそ少なめですが、応援の歌声はよく通りました。サポーターとしてのキャリアの差でしょうか?ここは鳴り物は禁止だそうですが、そんなものが必要ないほどの大きな声援でした。

 L1・L2の違いがあるとはいえ、先週のゲームと比べるとおなじL・リーグとは思えないぐらいの観客の盛り上がりでした。ピンチを凌いだ味方のプレーには拍手が起こり、ゴールが決まれば大騒ぎでした。800人前後の観客だったでしょうか。



 さて、都合でキックオフに間に合わなかった私が、観客席に着いたのは7分頃。オーロラビジョンを見ると、すでに1−0。開始早々、浦和19番FW若林エリ選手の先制ゴールだったそうです。その後マリーゼはピンチを凌ぎつつ果敢に攻めますが、得点できませんでした。

 このまま前半終了か、と思われた頃、動きがありました。浦和の8番MF高橋彩子選手が正面からゴールを狙うと、マリーゼの16番GK増田亜矢子選手はパンチではじきました。この結果、浦和がCKを得ました。8番高橋選手が蹴ったボールを、ゴール前の6番MF木原梢選手が頭で決めました。これで2−0です。マリーゼを突き放す、時間的にも効果的な追加点でした。オーロラビジョンでゴールシーンを再現する、まるでJ・リーグのようなスタジアム側の演出に、浦和サポーター達は大い気勢を上げました。

 マリーゼは後半初めから、10番MF五十嵐章恵選手を4番DF宇野涼子選手に代え、23番MF早坂優選手 がより前に出るような形になりました。とどめの追加点を狙う浦和の攻撃を何とか凌ぎチャンスを待ちました。そして52分、味方のスローインを、14番FW丸山桂里奈 (今年からL・リーグ入りした、なでしこジャパンの元日本体育大)選手が、23番早坂選手に送り、このボールをゴールへ。これで2−1。ここからマリーゼの反撃開始です。

 更に64分、ゴール前で14番丸山選手が蹴ったボールは、浦和の選手に当たりそれがゴールに。この場合オウンゴールになるのでしょうか?場内アナウンスがなかったので良く分かりません。ともかく2−2。マリーゼが追いつきました。俄然マリーゼのサポーターは盛り上がりました。もちろん浦和のサポーターも負けていません。浦和のゴール側で、自ら倒れこむようなタックルで、双方ボールの奪い合い。白熱のゲーム展開です。

 76分ゴール前の競り合いで、残念ながら丸山選手は足を痛めたようで、担架でピッチの外へ。そのまま交代しました。その後、長いロスタイムが終わり2−2の引き分けでゲームが終わりました。マリーゼのサポーターはまるで勝ったような喜びようでした。
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