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ダービーの意味! 〜アビスパ福岡vs.サガン鳥栖


文/中野 義幸

 ロスタイム3分が表示されて、すでに2分経過!まだ鳥栖の攻撃は続いている。引き分けで良しとするしかないのか!と思ったその時自陣からの縦パスが、川島、有光とダイレクトにつながっていき、フリーの山形恭平にわたった時、アビスパサポーターの歓声は悲鳴に近くなった。そして、ゴールマウスの左隅にボールがゆっくりと吸い込まれる。どっとわき起こる歓声は地鳴りのように響き、試合終了の笛も聞こえない。勝った!!!!!隣の見知らぬおじさんと握手をかわし、フェアプレイキッズに出場した姪っ子とハイタッチ。まさに九州ダービーにふさわしい戦い。勝利に対する執念がほんの少し福岡が上回った。

 しかしダービーって何だろう?競馬?しか想像できなかったが、今回の観戦で、わかったことは。ちょうど平和台球場の頃のホークス対ライオンズだ。いつもは、ホークスファン一色だったがライオンズ戦になると当時球場をまっぷたつにファンが別れていた。特に弱かったホークスは、ローテーションも崩してライオンズ戦にはエース級をあてていた。まさに異様な雰囲気だった。そういう盛り上がりを感じることができた。伝統の巨人阪神戦や大学野球の早慶戦みたいなものだろう。

 ならば、できればお互いの健闘をたたえたい。こういう試合だからこそ、せめて試合前にでもお互いにエールを交換できるような雰囲気にならないのだろうか?良きライバルが身近にいることに感謝し、切磋琢磨していけたらと思う。少なくとも試合後の鳥栖:松本監督のコメントには、この試合から学ぶことの大きさを感じることができた。こうなると、福岡はJ1昇格を果たし、鳥栖が入れ替え戦になるなら応援に行こうと勝手に思っているのであった。(鳥栖の方すいません)

 もちろんJ1での九州ダービーが夢、実現可能性の高い夢です。今シーズンの開幕が鳥栖−福岡だったのもうなづけるような気がします。
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