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島原へのアクセス@
熊本県長洲港と長崎県国見町の多比良港(国見高校も近い)を結ぶ
有明フェリー。船内やターミナルで国見サッカー部グッズも売っている。
7月から3隻のうち第8有明丸に飲食カウンターができ、「船天うどん」
(400円)が登場。営業時間は問い合わせを。

長崎の夏はこれから
Kyuリーグ第14節 V・ファーレン長崎vs三菱重工長崎

2005年8月7日(日)13:00キックオフ 島原市陸上競技場
試合結果/V・ファーレン長崎4−0(2−0 2−0)三菱重工長崎
得点経過/[長崎]森本(12分)、小嶺(31分)、堀川(67分)、畑(81分)


文/ふかえ まさひろ

 熱中症のニュースを耳にすることも多いこの時期だが、Kyuリーグは真夏でも昼間の開催。FC琉球に続いて前節は新日鉄大分にも勝利したV・ファーレン長崎。この日は三菱重工長崎との長崎対決となった。

 前回の島原開催では(レポは『「有明海ダービー」でのささやかな違和感』に)佐世保市から向かったが、今回は、前夜のアビスパ福岡−水戸ホーリーホックを観戦して福岡から向かった。九州道を南関ICで降り、長洲港から有明フェリーで島原半島の多比良港へ。多比良港は国見町にあり国見高校も近いが、港近くのコンビニがなくなって、最寄りのコンビニが「車で10分」ということで、学生はなにかと大変なんだそうな。

 そのコンビニ(隣町の有明町)の近くには、V・ファーレンの岩本監督と田上選手が勤める長崎銀行有明支店がある。ちなみに来場者に配布されるメンバー表には、全選手と監督コーチの「出身高校(前所属チームではない。原田も監督も国見高校)」と「勤務先」が載っていたりする。

 福岡市からフェリーの待ち時間も含め3時間弱で会場到着。午前中に九州女子リーグの試合があったということで、女子サッカー部員の姿もスタンドに見える。もっとも客入りは前回より少なめ。1000人いたかどうか。


島原へのアクセスA
大牟田(三池港)や熊本港からの船が着く島原港。ターミナルの向かい
側には無料の足湯や温泉飲み場がある。

 フォーメーションを3−4−3に変えてきたV・ファーレンは2位以内確保に向けて、重工は残留のために、どちらも負けられない対決。シーズン途中に重工からV・ファーレンに移籍した水田のプレーにも注目が集まる。13時にキックオフ。

 前半から攻め立てるのはV・ファーレン、先制点は12分。森本が中央をドリブル突破。重工DFに引っ張られてバランスを崩しながら流し込み、V・ファーレンが先制する。その後もV・ファーレンは両サイドを広く使って攻め、重工はカウンターを狙うものの、運動量の差は歴然で、ほとんどハーフコートの試合となっていく。追加点は時間の問題だった。31分、重工DFが目の前のV・ファーレン小嶺にパスしてしまい、小嶺はすぐさまゴール前に持ち込み、GKとの1対1を決めて2-0。重工の集中が切れた瞬間をみのがなかった。その後、重工はボランチを3枚にして中盤の安定を図り、暑さと2点差もあって試合の流れは停滞する。

 ハーフタイムに前線の2人を入れ替えた重工は、後半開始直後30秒、左サイドからシュートを放ち、油断していたV・ファーレンGKが慌てて戻り、ラインぎりぎりで掻きだして事なきを得た。その後はやはりV・ファーレンのペースも追加点は取れず、途中から4−4−2に戻しながら試合は進んだ。67分、左サイド原田のCKはGKの伸ばした手の上を行き、ファーサイドからの折り返しを堀川が滑り込み3点目。原田の正確なCKが呼び込んだゴールだった。

 大勢が決した後もV・ファーレンが攻めるが、松浦がたびたびフリーでの大チャンスを逃し、観客のため息を誘う。81分、その松浦からパスを受けた畑がエリア外からカーブをかけて放ったシュートがネットに突き刺さり4−0。長崎対決はV・ファーレンの圧勝で終わった。


島原へのアクセスB
諫早から島原半島を東に半周する島原鉄道。車体には「島原の子守
唄」のイラスト。作詞は当時島原鉄道の専務だった宮崎康平。島原駅
前には子守の銅像も建っている。
 暑さと連戦の疲れもあって、双方とも低調なパフォーマンスだったが、運動量、スピード、技術、全てにおいてV・ファーレンが重工を凌駕した試合だった。思えば、春の頃はロングボールや個人技で攻める、というかそれしかなかったV・ファーレンだが、次第に攻守の形が出来てきて、チームとして成長してきたのが目に見えてよくわかる。なお、水田はくさびのプレーなどは見せたが、あまり印象に残らず途中交代となった。

 この日、新日鉄大分がロッソ熊本に破れたため、V・ファーレンは3位に浮上。ロッソは2位以内を確定させ、地域リーグ決勝大会への全国1番乗りを決めた。2位の琉球も勝ったため、残り4試合でV・ファーレンと琉球の勝ち点差は7。次節(9月4日)、ロッソとの対戦は、地域リーグ決勝大会に向けロッソがどういうメンバーで来るのか、ということもあって読みにくい(監督は、新日鉄戦で決めてくれたほうがやりやすいとは言っていたが)。勝てば逆転2位の可能性も出てくるが、負けたら終戦となる可能性も。次節は大一番となった。

 8月のKyuリーグはこの1試合だけだが、今月は天皇杯出場をかけた各県予選もある。私も試合後、雲仙温泉で疲れを癒し、帰る途中で夏祭りを何ヶ所かで見かけた。夏はまだまだこれからである。






(V・ファーレン長崎) (三菱重工長崎)
GK: 12堀 GK: 22中村
DF: 2堀川 5税所 34平原 DF: 4太田 13山口 10安部
MF: 3大濱 14原田(86分→17八戸) 22田上 19小嶺 MF: 21中尾 6宇土 14詰坂 11川口(86分→19岩永) 27早田(HT→9原田)
FW: 9田尻(74分→18前田) 21水田(69分→35畑) 4森本(72分→23松浦) FW: 18品川 20長岡(HT→8本山)
SUB: GK1三宅 DF7前田 DF32中村 SUB:
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