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死力を尽くした試合はガンバに軍配
2005Jリーグ ディビジョン1 第30節 ガンバ大阪vs.浦和レッドダイヤモンズ


文/satti

 1位vs.3位の大一番のゲームだった。ガンバは8日間で3試合の強行日程で疲労はピークに来ている。逆に浦和は中8日で休養十分だった。ガンバは怪我から宮本が復帰し、宮本・シジクレイ・実好の3バック。前線には大黒を1トップ、引き気味にフェルナンジーニョ・アラウージョを置いた布陣。

 浦和はGKに山岸、中盤はトレス(3枚)ボランチで中央に酒井、右に山田暢、左に長谷部、右アウトサイドに永井、左アウトサイドに三都主、2列目にポンテ、1トップにマリッチの布陣。両者フォーメーションは3−6−1。
 
 前半から浦和が攻勢を仕掛ける。中央を厚くしてボールを奪い両サイドの永井・三都主からチャンスを作るが、シュートは枠を捕えられない。ガンバはボールを奪い前線の3人でカウンターを仕掛ける作戦だ。1.5列目のアラウージョ、フェルナンジーニョに苦しめられる。15分過ぎから中盤の攻防が激しくなり、シュートさえ打てない展開となる。

 先制点はこのコンビから生まれた。中央フェルナンジーニョ、アラウージョのパス交換からフェルナンジーニョが空いたスペースをドリブルしバイタルエリアに入る。坪井と1対1になりフェイントで交わして、左足でシュート。これが決まり1−0とガンバが先制。


 浦和は43分、永井のクロスからマリッチがシュートするが枠を外した。これが前半の決定的チャンスだった。前半は1−0でガンバがリードで折り返した。後半も浦和ペースだ。49分、永井のシュートから攻撃モードとなった。ここに来てポンテが攻撃に絡んでくるようになり、アクセントがついてきた。

 ガンバは守備の時間が長くなるが、攻撃は前線の3人が中心となった。前線の3人にボールが渡ると必ずチャンスを作られ、冷や冷やした場面もあった。

 浦和の決定機は64分、ゴール前約28mの位置からの三都主FKは藤ヶ谷が何とか右手1本でゴールバーに弾き、こぼれ玉を足でクリアした。ガンバは66分、フェルナンジーニョのスルーパスから遠藤がシュートするが、わずかに枠を外れた。

 70分浦和ベンチが動いた。酒井に代えて横山を投入し2トップに変更した。この時間から闘莉王が前線に上がる時間が増えた。左サイド三都主がクロスを何度も入れるがシジクレイに跳ね返される。

 82分、右サイド永井のクロスを横山がヘディングするが、藤ヶ谷がセーブする。そしてポンテのCKから闘莉王がシュートを放つが藤ヶ谷の正面。

 83分長谷部に代えて岡野を投入する。しかしこの交代後ポジションの修正をせずに入り、中央でボールを奪われるとガンバのカウンターからアラウージョがドリブルで突破し、シュート。これは山岸がセーブするが、跳ね返りをアラウージョが押し込み2−0と追加点。

 85分、ゴール前19mの位置から三都主がFKを直接決めて2−1と1点差に詰め寄った。岡野が入り、前線は永井・闘莉王・マリッチ・横山の4トップで1点を取りに行った。なかなか守りを崩せず、時間は過ぎて行きロスタイムは3分が提示された。浦和最後の攻撃で永井のクロスを闘莉王がヘディングするが、藤ヶ谷にセーブされた。ここでタイムアップの笛が鳴り、2−1でガンバが勝った。


 ガンバは中2日でこれだけ走っていた。チャンスを多く作っていたのは浦和だが、少ないチャンスを物にしたガンバが勝った。内容では勝っていても試合には勝てない、これがサッカーだ。浦和は悲観する内容ではない。ただこの勝利はどちらが勝っても勝ち点3以上の勝ちがあると思う。

 次節、長谷部(2試合)と永井が出場停止となる。誰が穴を埋めるか楽しみであるが、数字上ではまだチャンスはある。連敗しないことが大事である。次の試合に必ず勝ち千葉戦を迎えたい。
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