topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink




<前へ次へindexへ>
効率の良い攻撃で点を取った浦和が準々決勝に駒を進めた
第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会 5回戦 浦和レッズvs.FC東京


文/satti

 リーグ戦も終わり今シーズンもこの天皇杯を残すのみとなった。今年はJ1リーグ16チームが5回戦に残りJ2、JFLのチームは4回戦で姿を消した。波乱のなかった年だ。全国7会場で戦いが行われた。

 天皇杯の時期になると帰国する外国人がいるが浦和は天皇杯終了まで帰国はしないことになった。それだけ天皇杯に懸ける意気込みが強いと見えた。スタメンは怪我からFW永井が復帰し後は新潟と同じメンバーでフォーメーションは3−6−1。FC東京はDF加地、FWササが復帰し、ジャーンが欠場し代わりに藤山が入った。フォーメーションはササを1トップに置き4−5−1。

 前半始めは一進一退の攻防となる。浦和はサイドから崩しクロスをあげる展開、FC東京は素早くボールを奪ってのカウンター狙い。FC東京は6分にササ、8分に梶山がミドルシュートを放つが枠の外。浦和はFC東京のプレッシャーが強く中盤でボールをキープすることが出来ない。中盤を支配したFC東京が主導権を握り浦和ゴールに襲い掛かる。

 FC東京のチャンスは23分、栗澤のクロスから中央で待っていた阿部吉がヘディングするが枠に入らず決定的なチャンスを逃した。劣勢だった浦和は30分、三都主がワントラップからのクロスをマリッチがヘディングで決めて1−0と先制した。これがチームのファーストシュートだった。浦和はワンチャンスで決めた。

 44分、ポンテのCKから闘莉王がヘッドで落としマリッチがシュートし、決まったかに見えたが、ササがゴールライン上でクリアし追加点はならなかった。前半は1−0で浦和リードで折り返した。


 後半開始から永井に代えて岡野を投入した。46分、FC東京は鈴木規のスルーパスに走り込んだ栗澤が都築と1対1になるが止められた。その後のプレーで都築が負傷退場し代わりに山岸を投入した。1点を追うFC東京は54分、栗澤に代えて宮沢を投入、宮沢をボランチに入れ、梶山をトップ下に上げた。

 逆に61分、今野が負傷でピッチの外に出ている間にカウンターから長谷部のスルーパスに反応した山田暢がドリブルで持ち込みシュート。これが決まり2−0と追加点。

 ここからFC東京の攻撃の時間帯が多くなる。右サイドの加地が積極的にオーバーラップしてクロスを上げるが浦和DF陣が必死にクリアする。78分、鈴木規がFKを直接狙うが枠の外、81分、藤山のクロスをササがヘッドで落とし走り込んだ鈴木規がシュートを放つが決められない。またもや決定機を外した。結局2−0で浦和が完封勝利で準々決勝に駒を進めた。

 浦和はシュート5本中2本を決めた。効率の良い攻撃を見せていた。試合内容は良いものでないが、守備陣が踏ん張った結果である。立ち上がりからFC東京にペースを握られたが、少ないチャンスをものにして得点を挙げた。

 JリーグNo.1の守備は簡単には崩れなかった。「先制すると負けない」不敗神話は続いた。次は攻撃サッカーの川崎が相手となる。守備が崩されなければ簡単には負けない。次まで2週間空くのでうまく調整して欲しいと思う。
<前へ次へindexへ>

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送