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ヘッド2発で浦和が準決勝に駒を進める
第85回天皇杯全日本サッカー選手権 準々決勝 浦和レッズvs.川崎フロンターレ


文/satti

 今期最後の埼玉スタジアムでの開催となった。浦和は怪我の都築に代わり山岸、出場停止の闘莉王に代わり堀之内、右にはMFの細貝、左に坪井。中盤は右に岡野、左に三都主、ダブルボランチに鈴木、長谷部、2列目にポンテ、山田暢、1トップにマリッチ。フォーメーションは3−6−1。

 川崎は帰国したジュニーニョの代わりフッキ、我那覇の2トップ、トップ下にマルクス、左に相馬、右に森、ダブルボランチに中村、谷口。3バックは右から箕輪。寺田、伊藤、GKは相澤。フォーメーションは3−5−2。

 前半始めは一進一退の攻防となる。浦和はサイド攻撃を使い、川崎は急造DFの細貝のサイドを突く作戦となった。サイドからクロスを上げるがDFにクリアされる。15分過ぎから中村、マルクスが積極的にミドルシュートを放ち、打開しようとする。シュートは枠に入らず決定機とはならない。

 浦和のチャンスは22分、ポンテのクロスからマリッチがシュートを放つが枠の上に外れ、決定機を逃した。31分にもマリッチがシュートを放つが枠に入らない。川崎は37分にフッキがシュートを放つが山岸がセーブする。そして一つの判定が流れを変える事になる。44分、川崎MF森が三都主を倒してこの試合2枚目のイエローカードで退場となった。前半は0−0で折り返す。

 川崎は後半開始からマルクスに代えて原田を投入し、箕輪を右サイドバック、相馬を左サイドバックに下げてフォーメーションを4−3−2に変更した。ここからは浦和がペースを握る。10人になって4バックになりラインが下がりサイドが自由に攻撃出来るようになった。

 50分、岡野のクロスからマリッチがシュートするが枠外。10人の川崎をなかなか崩せないでいた。川崎は前線の2人を残してカウンター狙いとなったが、FWが孤立しチャンスも作れない。

 68分、ようやく均衡が破れる。ポンテのCKからマークを外したマリッチがヘディングで決めて1−0と先制した。その後は浦和が攻撃を繰り返すが、追加点が取れない。1点を追う川崎は76分、谷口に代えて長橋を投入した。寺田をボランチに上げて長橋が右サイドバックに入り、箕輪をセンターに戻した。

 82分、ポンテのCKはDFにクリアされ、こぼれ玉を岡野が拾いクロスボールを上げそこに走り込んだ堀之内がダイビングヘッドで決め2−0と追加点を挙げた。 

 87分、川崎はDF伊藤のロングフィードから中村がシュートを放つが山岸がセーブした。その後は川崎の反撃を抑えて2−0で浦和が準決勝に進出した。退場が出るまでは一進一退の攻防でどちらに点が入ってもおかしくなかった。もし退場が出ていなかったら僅差のゲームになったと思う。

 浦和は2年連続の準決勝進出となった。相手は大宮でさいたまダービーを戦う。天皇杯でこのカードが見れるとは正直思っていなかった。今期5回目のさいたまダービーとなり決勝進出を懸けて激突する。
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