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 サポーター通信 05/12/12 (月) <前へ次へindexへ>

 ジェフユナイテッド千葉 サポーター通信 〜万年最下位からの脱出:その戦略は?


 レポート/ルイージ
 16勝11分7敗、勝ち点59、順位4。Jリーグ公式サイトの順位表を見ながら、今シーズンのジェフの戦いぶりを思い返している。あの時、あのゴールが入っていたら・・・。もっと魂のこもった声援をしていればもっと上の順位に行けたかも。今シーズンの戦いぶりを撮り溜めたビデオを整理しながら、これからのオフシーズンの日々を思い描いている。

 さて、オシム体制3年目を迎えたジェフは、戦術的な浸透度が高く、誰が入ってもジェフのサッカーを見せることが出来るようになった。すべての選手が、チームの為に役割を果たす。この当たり前のことをごく自然にできるようになってきた。若いチームが一歩一歩成長する過程を身近で見届けられる贅沢。オシム語録というウイットの効いた解説付きで。

 ところが、ジェフファンなら誰しも心を痛めている心配事がある。そう観客動員数のことだ。Jリーグ公式サイトによれば今年も18チーム中最下位。しかもリーグ発足以来の連続最下位記録更新中。2005年シーズンの観客動員数を紹介する。最下位ジェフは合計162,089人(平均9535人)で大宮(平均9980人)とともに1万人を切っている。この数字にはトリックがあり、ホーム開催扱いとなる国立を含めてのもので、実際は平均4〜5000人(市原臨海開催分)といったところか。

 普通の会社ならとっくの昔に倒産している惨状だがこれまで何とか踏みとどまってきた。幸い、今年10月に新居が完成した。前評判も高く、オープニングゲームとなった横浜マリノス戦のチケットは完売。営業もこれまでの不振を払拭するとばかり、いろいろ企画を練る。だけど企画だけで客が集まるほど世の中甘くないだろう。

 最近身近で起こった出来事を紹介する。フクダ電子アリーナオープニングゲームの際、チームはジェフカラー(黄・緑・赤)の美しい記念ビニール袋を入り口で配布した。ジェフファンにとっては正にお宝グッズであろう。またたく間に在庫が無くなる。ひとりでいくつもゲットした為と弁解のアナウンスが後日掲載された。しかしこれは素人にも予想できる想定内の出来事である。

 問題はこれからである。同じ状況がナビスコ決勝でも起こった。でもナビスコの主催者は違った。この状況をあらかじめ想定して希望者の住所氏名を収集し、入手できなかったファンにお詫びの一文とともに後日郵送したのである。我が家にも宅急便で送られてきた。つまり、せっかくの企画が前者はジェフに不満を持つファンを生み出し、後者はナビスコに好感をもつファンを生み出したのだ。

「せっかくいいサッカーをしているのに、お客さんは増えないねえ」とは市原臨海でのジェフファンの交わす挨拶である。チームはこれまで交通の便の悪さ、スタジアムの環境をいいわけにしてきた。オシム監督をはじめとする現場はナビスコカップという結果を出した。今度はチームフロントの番だ。休み返上で知恵を絞り営業に走ってほしい。

最後にオシム語録の一文をジェフの営業の方々に贈る

「プレーが遅い。疲れているのはわかるが相手も同じ。走りすぎても死なない」
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