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 webnews 04/01/08 (木) <レポートに戻る>
仲井昇監督(田崎ペルーレ)試合後の談話
第25回全日本女子サッカー選手権大会 決勝 田崎ペルーレvs.日テレ・ベレーザ


いい時間帯に先制できて。

 そうですね。山本のパスも、白鳥の飛び込みもドンピシャで良かったんじゃないですか。


山本選手は準決勝でも素晴らしいプレーを見せていましたが。

 そうですね。どんどん、どんどん上がってきて、2点目もそうでしたしね。良かったです。


88分に追いつかれた後、危ない時間が続きましたが。

 いやぁ、後半は冷や冷やでしたね。前の2人の足が止まってしまったんで、代えるタイミングもいろいろあったんですけれど、それよりも2人に期待して引っ張りました。何とか耐えられたんで良かったと思います。


大谷選手が本調子ではなかったようですが、怪我の影響ですか。

 そうです。リーグの後、最終戦で肉離れを起こしまして。それから回復して、先週の準々決勝で半分ちょっと使っただけなので。昨日の試合はフルで出たので、疲れという意味では、まだまだ本調子ではありません。


でも3戦目の今日が一番パフォーマンスだったような気がするんですが。

 そうですね。最後はやっぱり足が止まってしまったんで仕方がないとして、それ以外では大谷らしさも出してくれたんで良かったかなと思います。


延長戦に入る前、特に選手たちに声をかけたことは。

 ないです。勝ちに行くんだということだけで。守っていても仕方がないし、相手にどんどん来られますんで、それを跳ね返すには自分たちが行かないといけないよということで、攻めの姿勢を持てと言いました。


蹴る順番は

 あの時に決めました。PKは練習していないんで。


その割には選手全員が落ち着いていましたね。

 ですから、もう開き直れということしか言いませんでした。


この大会で2連覇と言うのは随分と久しぶりのことですが、その要因はどんなところにあると思われますか。

 やはり日本一になるということを常に目標を持ってやっていますので、そういう意味では、前回優勝したときは、あまり気持ちのいい勝ち方、点の取り方ではなかったんで、今年はしっかり点を取って勝とうという目標がありました。ですから、2連覇を達成したことについては満足していますけれど、まだチームとしての課題は残ったかなと思います。


今シーズン、リーグ戦ではベレーザの対戦成績は1敗1分でしたが、ベレーザ対策という面では。

 多少の失点を喰らうことは仕方がないにしても、自分たちの攻めをしたいというのが常に目標にあって、今日もFWの2人が、もうちょっといい状態であったら、もう少しいいサッカーができたのかなという気持ちはあります。けれど、その中でセットプレーということで、山本がいいFKを蹴って、アシストをして点が取れたので、これは次につながるのかなという気はしています。


川上選手、山本選手は代表とは違うポジションでプレーされているわけですが、その点で、監督が苦労されている点はありますか。

 いや、チームではずっと同じポジションでやってもらってますし、代表へ行ったら違うポジションでも当然のことだと思いますし、代表と同じようにチームを作るということも、うちにはできませんし。うちのチームの中心の選手であることには変わりないんで、そこで自分の見せられるものを出してやってくれればいいと思っています。


来月からの(代表)長期合宿の前に、選手たちも気持ちよく休めますね。

 そうですね。気持ちも切り替えて、オリンピック予選に向けて頑張れるんじゃないでしょうか。


ワールドカップを終えてチームに帰ってきてから、代表選手たちの様子はいかがでしたか。

 やはり、大谷が最後のほうに疲れからパフォーマンスが落ちて、川上も磯崎にしても年齢的な疲れもあると思うんですけれど、全体的にパフォーマンスが落ちた部分はありました。けれど、そこで優勝できたんで、それは良かったかなと。メンタルな部分でみんながひとつになって、全体に優勝するんだという意識が常にあったんで、それが結果につながったんだと思います。


去年はチャレンジャー、今年は受けて立つ立場での優勝。この1年間で田崎の立場は大きく変わりました。来年はさらに周りのチームの見る目が変わると思いますが、その当たりはいかがですか。

 まだベレーザさんに勝っていないんで、そこを90分間で勝つということをできないと。ベレーザさんは、まだまだ若い選手が多いんですけれど、あれだけのプレーができる。我々としては、もっと個人の技術を高めなければいけないし、精度の部分、せっかくいいクロスが入ってもシュートを決められないとか、もっともっと個人的に努力していかないとレベルアップしないと思います。チャレンジャーのつもりで常に取り組んでいきたいと思っています。


セットプレーの練習なんかは

 していないです。キッカーを、蹴る方向をリーグの時と選手権では変えたんで、そういう意味では、山本のキックの質が生きたという大会ではあったと思います。山本の蹴る方向が右のキックでストレートに低い弾道をということで、それを狙ってやりました。今までは柳田をキッカーにしていたんですけれど、今回は、右で山本にということで。あの1点目は、今までだったら柳田が蹴っていました。


ああいう絶対的なキッカーがいると心強いですね。

 そうですね、うちには柳田も右も左も蹴れるということで、そういう意味では大きいと思います。
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