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 webnews 04/12/29 (水) <レポートに戻る>
山本昌邦監督(ジュビロ磐田)記者会見
第84回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝 浦和レッズvsジュビロ磐田


試合を振り返って

 本当に厳しいゲームで、ジュビロのベストパフォーマンスとはいかないんですけども結果が大事なんで、元日に進めたっていうことは良かったなと本当に思っています。ベテランをを含め、選手が本当に今年1年の意地っていうのを見せてくれたんではないかなというように思います。

 ここにきて、ずっと夏以降のコンディションがなかなか整わない時間もあったんですけど、徐々に良くなってきているんで、元日も頑張りたいなと思います。


浦和戦に向け、出された指示とか戦い方について教えてください。

 右サイドの永井からの攻撃っていうのは本当に止めようもないくらい迫力があるんで、それをどうしようかなっていうのがあったんですけれども、後半、(永井を前線に)完全に残してぐらいみたいな形で個人で勝負されてきたんで苦しい時間がありましたけど、前半も含めて1本やられましたけど、まあまあ抑えてくれたんで良かったです。最後は4バックにして高い位置で掴めるようにしたんですけど。

浦和は三都主をトップ下に置いたが、その部分で特に指示は出されましたか?

 それはある程度、予測の範囲内だったんで、特に驚きはなかったという風に思います。特にミドルシュートとかドリブルからの飛び出しというものには怖いものがあったんですけど、うちの両ボランチと最終ラインが今日は非常によい仕事をしていたんで、そこはあんまり不安はなかったです。


決勝の相手・東京Vに向けた対策はいかがですか?

 全く考えていません。リーグでもちょっと最後の3試合しか私はやっていないので、どういう(攻撃をしてくるのか)イメージがありません、正直なところ。これからスカウティングに行った部隊と組んで、じっくりと話をして対策を練りたいと思いますけれど、基本的には我々のやり方で最後、チャレンジしていきたいと思います。

守備の意識が高いゲームだったが、どのようにモチベートされましたか?

 リーグ戦(ラスト)3試合から(監督を)やったんですけど、来年に向けて個々の若い選手のテストなり、本来の目指すべきスタイルを貫いて闘う力、ボールを回しながらっていうのをやってきたんですけど、ここはカップ戦ということと、元日の先が更に繋がっている大会なんで、勝負にこだわった闘い方をするという、1点差勝負を常にものにしていく闘い方をしていきますので、当然、守備的なメンバー編成から入ってますので。

 そうですね、守備意識というよりも、そういうメンバー編成になっていますし、そういう意識の高い選手がピッチに立っていますので、そこは非常に安定して、一時、リーグの2ndステージの始まりの頃は常に前半20分までに失点していたんですけど、そういうのはカップ戦では先制点を取られると非常に厳しい状況になりますので、先制点を取られない闘い方が大事だと思って入っていますので、それはメンバー編成と、今日は福西のポジションは素晴らしく良くて、本来、もう少し攻撃に参加したいタイプの選手なんですけれど、そこをグッと堪えてバランスをよく取ってくれたと思います。


交代選手が短い時間の中で結果を出したが、90分で勝負を付けようと(交代)カードを切ったのでしょうか?

 90分というよりも、とにかく1点差ゲームになるだろうということで、その1点差をものにしたいという闘いの中ではどういう流れになるのか考えながら、ただ最後は1点入れて勝たないといけないわけで、そういう意味で中山、藤田、川口のカードを持っていたことは大きかったなという風に思います。

 90分では勝負は決まらないかもしれないということは考えていましたので、そういった時に、やっぱり広いスペースを上手く活かせる川口なりの投入っていうのは最後に考えていました。


先発で名波、交代投入で藤田を使ってきた意図について教えてください。

 本来、2人を並べて使うケースもこれから先は出てくると思います。そういった意味で来シーズン以降はあるかもしれませんけれども、名波は非常にコーチングも含めてチームのバランスを取りながらゲームを作ってくれるタイプの選手なんで、(今日の試合では)立ち上がりどうしても相手のプレッシャーが前にと強いんで、しっかりとボールをポゼッションしながら形を作るには、どうしても彼の力が必要だったということで先発にしました。

 藤田俊哉はですね、非常に得点感覚の優れたミットフィルダーで、勝負を決めたい時に前半から使って疲れてしまって仕事が出来ないよりは、最後の勝負所で得点感覚の鋭さっていうものを出してくれたら非常にいいジョーカーになるということで考えてきました。そういう起用です。


今日のシュート練習から中山の調子がよく見えましたが、中山の起用法とコンディションはどうだったのでしょうか?

 中山の場合には前線で1つ起点になってくれるということと、(チームが)苦しい時に動き出しが早いんで、後ろの選手が(ボールの)出し所に困った時に早くパスコースを見付けられるような動きをしてくれる。そこで1つ起点が作れればいいなということと、最近の彼はコンディションが凄く上がってきて、1試合通してまではスタミナは上がってきてないんですけど、「切れ」ということに関しては、ここ近年で稀に見るくらい調子が良くなってきているんで、非常に楽しみだし、期待しています。


ブッフバルト監督(浦和レッズ)記者会見
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