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 webnews 05/12/13 (火) <前へ次へindexへ>
ひとうひとつの動き出しの速さが、勝敗を分けた。
L1所属のプライドを胸に。高槻、大体大を降し、2回戦へ。
第27回全日本女子サッカー選手権大会 1回戦 スペランツァF.C.高槻vs.大阪体育大学

2005年12月10日(土)11:01キックオフ 神戸総合運動公園ユニバー補助競技場 天候:晴
試合結果/スペランツァF.C.高槻1−0大阪体育大学(前1−0、後0−0)
得点経過/[高槻]小野村(20分)


取材・文/西森彰

 元日を目指す第27回全日本女子サッカー選手権がいよいよ開幕した。今大会は史上最多の32チームが参加し、それに伴い、L1所属チームも1回戦から出場する。

 L1リーグ7位のスペランツァF.C.高槻は、関西地区予選で1位通過した大阪体育大学との対戦。どちらもダブルボランチを置いたボックス型の4−4−22。「お互いに近くにあることもあって、良く試合をやるんですよ。似たようなサッカーになるのは、やっぱり同じ地区ということもあるでしょう」。高槻の細田真砂智監督は、そう解説してくれた。



 チャレンジャーとなる大体大は、補助競技場のすぐ脇にあるユニバー記念競技場で行なわれた、昨年の全日本大学女子選手権大会準決勝に出場したメンバー8人が残った、いわゆるゴールデンエージ。中盤から最終ラインにかけて連動した守備で、高槻の攻撃陣にもなかなか付け入る隙を与えない。そしてボールを奪うと、高槻のライン裏にボールを入れて、島村裕子と田村麻実の2トップに勝負させる。

 中央でなかなかポイントを作れない高槻が、左サイドに開いた相澤舞衣にパスを集めてチャンスを窺えば、大体大は、相澤の後ろのスペースで中川理恵が起点になる。両チームとも、バイタルエリアをきちんと潰しあっており、中央突破は無理。そして相澤、中川のサイドでは、どちらも相手を自由にさせるリスクを負って、攻撃を優先させる。当然、このサイドが主戦場になった。

 バランス良く攻め、守り、そして走る。見た目にもきれいな好ゲーム。その中で20分、このゲーム唯一の得点が生まれた。庭田亜樹子の蹴ったコーナーキックを、奥田亜希子がニアで競る。ユニバーシアード代表コンビが作り出したこの混戦の中で、小野村亜矢が落ち着いて大体大ゴールに強いシュートを蹴りこんだ。

 前半の40分を激しく戦った分、後半はどちらも運動量が落ちた。「後半は、相手を崩しきれないまま、結局最後は逃げ切る展開になりました」と細田監督。高槻は1点リードしているシチュエーションを踏まえて、きっちりとゲームをコントロールしにかかる。残り5分からの猛攻で、大体大も複数のチャンスを迎えたが、同点ゴールを奪うには至らず。1対0のスコアを動かせぬまま、試合終了のホイッスルを聞いた。



終盤の猛攻実らず、大体大は惜敗。
 敗れた大体大だが、勝った高槻とほぼ互角の素晴らしい試合内容だった。「練習試合でも、競った試合になることが多いんですよ。だから、このゲームでも、本気でウチを食いに来ていたと思います」(庭田)。L1相手のゲームにも全く臆することなく、関西第一代表の力を大いにアピールしてくれた。

 惜しむらくは、リードされている局面で、ミラーゲームを崩すだけのギャンブルが見られなかったこと。そして失点シーンを含めて、相手リスタートに対応する際に、ほんの一呼吸遅れてしまう選手が多かったことだろうか。このあたりは、普段プレーしているリーグのレベル差が出てしまったように思う。

 今後は12月27日に開幕する全日本大学女子サッカー選手権の優勝が最大目標になるだろう。グループリーグを勝ち抜けば、今年も女王・日本体育大学と準決勝での対戦が濃厚。連覇を続ける日体大を、今年こそ止めることができるか?



 勝った高槻は、難敵を降して2回戦に進出した。「情けない試合でしたね。前半はお互いに良いサッカーをできていたと思うんですけれど」。渋い表情を見せた細田監督だが、トーナメントの初戦はどのチームにとってもやり難いもの。1点を守りにいった時間帯では、チームの意思統一も完璧。陥穽に落ちないだけのメンタリティは備えていた。

 第2試合の結果を受けて、翌日の対戦相手は、アルビレックス新潟レディースに決まった。3年連続での対戦。一昨年は貫禄を見せたが、昨年は挑戦者に足を掬われている。

「去年負けていますし、L1としてはL2に負けるわけにはいかないんで。受けるのではなく、自分たちのサッカーで主導権をとってきっちりと勝ちたいと思います。(今年のサッカーが)明日で終わるのは、早すぎますね」(庭田)

 L1所属のプライドを胸に、高槻は上位進出を目指す。


(スペランツァF.C.高槻) (大阪体育大学)
GK: 海堀あゆみ GK: 竹内さおり
DF: 小中山咲子(74分/東山紗衣子)、中鍋美里、奥田亜希子、高見恵子 DF: 堀本律子、池内里紗、山本亜里奈、鶴岡裕子
MF: 松下紀美(18分/鳥越恵)、松田望、庭田亜樹子、相澤舞衣 MF: 中川理恵、鈴木綾、濱中沙希、尾原亜由香(67分/喜代原歩)
FW: 中江真紀(62分/金房夏希)、小野村亜矢 FW: 田村麻美、島村裕子(68分/岡環実)
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