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 サッカーのある風景 05/12/04 (日) <前へ次へindexへ>

 こんな1年になるとは


 文/竹井義彦
 今年ほど、個人的にサッカーと遠ざかってしまった年はないだろう。
 仕事の環境とポジションが変わっただけで、これほど遠ざかってしまうとは、さすがに想像できなかった。特に、夏以降は酷いものである。駒林サッカークラブの合宿はおろか、練習も休みがちになってしまい、Jリーグの試合をテレビで観ることもままならず、その結果をニュースでフォローすることもなく、1年が終わろうとしている。

 反省という言葉もでてこない。
 というか、サッカーが遠ざかってしまったおかけで、なにやら味気ない毎日を過ごしてしまったことが残念でならない。

 駒林サッカークラブは体制がはっきりと変わり、わたしがコーチをしている5年生は6年生といっしょになり、5・6年で2チームという体制になった。

 夏の合宿では、この2チームで第19回全国少年少女草サッカー大会に出場。わたしは合宿にきちんと参加するつもりだったのに、蓋を開けてみれば1泊2日、計3試合しか付き合うことができず、その後の練習や試合も休みがちになり今日に至ってしまっている。
 先月、区大会があり何試合か笛を吹いたが、ほんとうに久しぶりに子どもたちと過ごすことができた。こんな不真面目なコーチになってしまったが、子どもたちがいつもと変わらず接してくれることが、嬉しい。

 稀に見る優勝争いが展開されたJ1だが、その試合の多くをわたしはWebサイトで結果を見るだけになってしまった。セレッソが引き分けたのを知ったのも、とあるブログだったし、ガンバが優勝したのを知ったのも、その後、確認のために見たニュースサイトである。一時期、横浜FCのホームゲームはすべてスタンドで見ていたというのに、今年、スタンドの観戦はゼロ。テレビで観戦することも、夏以降はほとんどしていない。時間が合わないというのは、とても恐ろしいことである。

 録画して観戦すればいいんだろうが、録画すればするほど、見ていないコンテンツが溜まるだけで、なにもならないことがわかっているので、やっていない。それでも日本代表の試合は録画して見ていたんだが、相手がどんなチームだろうと判で押したような試合しかしてくれないことに呆れて真剣に見られないことがわかってしまった段階で、録画しなくなってしまった。これはこれで恐ろしいことだと思う。



 かようにサッカーとは離れれてしまっていたのだが、先月の初めに4級審判員の登録更新研修会に参加してきた。サッカーの審判員はこれまで各都道府県の協会に所属していた形になっていたんだが、今後は日本サッカー協会に所属という形になり、登録更新などを含めてシステムが大きくわかっていくことになるらしい。

 なぜ「らしい」という表現をしたのかというと、実は正確なことをわたしが理解していないからである。審判員の登録関係はWeb化が進められている。それは去年から聞いていて、そのうちこの登録更新の申請もWebで行えば、どこの場所で開催されている研修会でも受講できるようになると言われていた。が、Web化の作業が若干遅れているらしく、今年はもちろんだが、来年その構想通りに行われるかどうかよくわからないらしい。まぁ、それは時期が来ればはっきりするだろう。

 今年の研修会ではきっとオフサイドの判定について、細かく指導を受けるんだろうと期待して臨んだ。が、その説明は実にあっさりしたもので、2003年にルールとして明確にされたことをきちんと守るということにつきます、ということで説明が終わった。
 どういうことかというと、オフサイドという反則が成立するためには、味方によって触られたか、プレーされた瞬間にオフサイドポジションにいて、プレーに干渉するか、または、相手競技者に干渉する、またはその位置にいることによって利益を得る、ことが条件となっている。

 この条件をきちんと具体的にしただけということだ。
「プレーに干渉」とは、ボールをキープしたり、ボールに触れることを意味し、「相手に干渉する」というのは、要するに相手プレーヤーと接触プレーするような状態のことで、「位置で利益を得る」というのは、オフサイドポジションにいて跳ね返ってきたボールに対してプレーするということになる。

 新聞や雑誌などにいろいろと変更された旨の記事が書かれているが、要するに上記の要件でオフサイドか成立するということを、再度、はっきりさせただけだという説明だった。なにやら肩すかしを食ったような、逆にほっとしたようなそんな気分である。
 ただ、はっきりとわかったことがあって、オフサイドの判定がされた場所とオフサイドを犯した場所は別になることが多くなり、相手側の間接フリーキックはオフサイドと判定された場所ではなく、オフサイドを犯した場所でおこなうということであった。確かに、それが理屈である。だから、戻りオフサイドの場合は、ボールにタッチした場所よりも、ポイントは後ろになってしまう。これは、個人的にはあまり意識していなかった点であった。



 名門ヴェルディがJ2へ降格してしまい、さらにJFLからJリーグ入りを果たす新チームがあるなど、Jリーグではいろいろと動きのあった年となった。が、しかしこんなに離れてしまい、個人的には本当にサッカーという面においてはつまらない1年になってしまった。なんとか早くこんな状態から脱却できるように頑張らなければいけないと、個人的には強く思っている。まずは、三ツ沢で1試合でも見られるように、頑張らねば。
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