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少々、逆戻りした感がありました
2005Jリーグ ディビジョン1 第23節 アルビレックス新潟vs.セレッソ大阪


文/石毛大介

 今日はビッグスワンにC大阪を迎え撃ちます。ナイターのため一泊しての観戦。前日に衆議院選挙の期日前投票を済ませ、気持ちはすでに新潟にあるので、あとはこの身体のみ。前節の対大宮戦では快勝。今回はホームですから当然勝利を期待します。でもC大阪とは分が悪いイメージがあります。比較的中盤のモビリティーがありますから、それにつられてしまうと、ちとキツいかと。いかに中盤で自由にさせないか。ということは今日も前線からのプレッシャーも重要になるのかな、とシャトルバスの中で考えていました。さて・・・

 前半からアルビのボールポゼッションは高いものがありあした。前線からのプレッシャーもあり、非常にアグレッシブな印象がありました。前線からのプレッシャーを交わしても、ノンプレッシャーではないので、ある程度限定されたプレーになるため、その後ろのアルビの中盤も、非常にアグレッシブに協力プレスで迎撃。簡単にセレッソに中盤を作らせなかったと思います。確かに引いていたC大阪ですが、それを差し引いてもアルビのアグレッシブさは感じられました。

 しかし得点を許したあと、何故かそのアグレッシブさが失われた感がありました。確かにC大阪の得点後、さらに引いて守ってきたこともありますが、それに応えるが如くのアルビの落ち着きよう。追いつくために点を取りにいかなくてはならないのに・・・ 選手の心理になにか芽生えたのか・・・? 試合後菊地曰く「今までは相手のミスから攻撃を仕掛けていたが、それはある程度できる。この試合のようにボールを支配するゲームもこれから必ずあるので、もっと工夫して攻撃できるようにしたい」 今後の課題の一つですかネ・・・ とにかく失点後のアルビの展開からすると、前半は時間が早く過ぎてほしいと思ったほど。


 後半、ハーフタイムにどんな指示をしたのか楽しみで後半に入った、が・・・ どうも前半の失点後の状態と変わらない気がしました。アルビが誇る専守防衛ブロックも、ズルズルと下がり、攻守の切り替えも遅く、せっかくボール奪取しても押し上げが遅いし、弱いので、厚みがなく、仕掛けようにも仕掛けなれない。仮に仕掛けたとしても単発だし、ミスした場合、相手のボールになってしまう、と。厚みがあれば、攻守が変わっても、その厚みのまま迎撃するんだから、高い位置からの守備ができ、相手の攻撃も遅くなるし、ある程度の限定プレーをせざるを得ないし、ボール奪取できれば、同じように高い位置からの攻撃となるのだから・・・ どうして前半の失点前のアグレッシブなサッカーができなかったのか。たとえ失点したとしても・・・ こういう状況だからこそ、アルビの本領発揮だと思うんだけど・・・

 それと失点のシーンですが、一点目の際、プレッシャー&マークが甘かった。今までせっかくアグレッシブなアルビ守備ブロックで迎撃していただけに非常に残念だった。前節の大宮戦の失点もそうだが、森田がキープしたのを潰しきれず、走り込んだ藤本に渡ってしまい失点。今日も同じような感じで、西澤へのクサビが入り、その周辺にはアタックを仕掛けた選手も含め、3、4人はいたけど、西澤を潰しきれずミドルシュートを決めた下村へ。タラレバはよくありませんが、あそこで西澤を潰していれば・・・ と思いましたヨ。

 またこの失点から下がり出したので、リスクを負ってでも守るのではなく、「いかない勇気」でもって迎撃しようと思ったのか。確かにアルビ専守防衛ブロックなら可能だと思うが、アグレッシブなサッカーを展開していたのだから・・・ このバランスが難しいところだ、と改めて感じました。

 それ以上に2失点目が痛すぎました。ノザからの超攻撃的スローから、一気に前線のファビに渡りカウンタードリブル。深くえぐり、中央へ折り返す。中央にいた優作にマイナスのボールが入りますが、コントロールできず。ここは何が何でも決めて欲しかった。本当に決めて欲しかった。優作はFWなんだから、やっぱり決めないと・・・ 厳しいようですがネ・・・。ただこの後が非常によくない。この外して流れたボールをセレッソがキープ&前線へ。逆カウンターをかまされる。ここでしっかり守って欲しかったので、ファールいや、カード覚悟で止めて欲しかった。が、「潰す」という感じではない。人数は足りているのに、翻弄されてしまい、左のゼ・カルロスに渡りゴール。自分自身にとって、このゴールの奪われ方は落胆以上に追撃の意志を挫くに十分だった。選手でもないんですがネ・・・

 後半ロスタイムにエジのPKで一点返したが時すでに遅し。ホーム2度目の敗戦。自身初のホーム黒星観戦となりました。やはり前半の失点前のアグレッシブサッカーの時間帯があっただけに、非常に残念。あれが90分間続いていたら。いや前半45分続いていたら、間違いなく後半もアグレッシブなサッカーを展開してくれたに違いない。それで結果負けたのなら納得がいくし、敗戦でも気持ちよく帰れるもんですヨ。


 次節はアウェイの清水戦。日本平ですがちと無理そうなので、次の観戦はホームでの対広島戦となりそうです。大雨の中、広島のホームで0−5の大敗をきしましたからね。TV観戦しましましたが、途中から記憶がなくなりました。この借りはきっちりビッグスワンで返して欲しいものです。 去年のリーグ戦ホーム初勝利は9月23日のビッグスワンでしたからネ。「リメンバー・9.23!」といったところでしょうか。何か一人熱くなってますネ・・・ 失礼・・・ では。
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