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 サポーター通信 04/11/19 (金) <前へ次へindexへ>

 セレッソ大阪 サポーター通信 〜覚悟はしているが、あきらめてはいない


 レポート/ぼへみあん
 いよいよ、残り3試合である。天皇杯ではザスパ草津にまさかの逆転負けとなったが、今回初めての試みであるリーグ戦の開催中の天皇杯では十分ありうることであった。JFLのチームにしてもJリーグを経験した選手が大半を占めるチームが多くなり、選手の質においても従来ほど歴然とした差がなくなった。アップセットとなったチームを見れば、セレッソ、柏、清水、広島は依然残留争いの真っ只中。市原は優勝の目が完全になくなった次の試合。新潟に至っては、地震以降勝ち星に見放されてしまった下降気味のチームである。こいったアップセットはサッカーに限らずさまざまなスポーツの初戦でよく見られるものである。セレッソの負け試合にしても、力負けした試合ではなく、ヴェルディ戦を見据えた試合であった(とはいえ、負けたことはやはり不安を増大させるものではあるが)。

 現在セレッソが置かれている立場を見直してみよう。年間勝点が19。のこり3試合を全勝すると、28まで伸びる。この範囲の中には柏(勝点24)、清水(同26)、広島(同27)、大分(同28)の4チームがある。そして次節の清水−柏をはじめ、セレッソ−清水、広島−大分、大分−柏の直接対決があるほか、柏−浦和といった対戦があり、他チームの勝点が伸びない可能性がある。セレッソはヴェルディ戦に勝利を収めることができれば、清水、新潟とチーム状況が低迷しているチームが続き、必ずしも絶望的ナ状況ではない。次節セレッソが勝利を収め、広島、大分が敗れ、柏、清水が引き分ければ最下位脱出の可能性は高まる。捕らぬ狸の皮算用かもしれないが。

 とはいえ、当面のヴェルディ戦はやはり難関であることは変わりない。久藤が出場停止であり、天皇杯ではそれを見込んでの濱田の起用であったが、期待に応えることはできなかった。あいも変わらず、自分勝手なパス、それもほとんどがDFの裏を狙うかバックパスであった。周りの選手も濱田のパスに反応することができないため、一瞬の遅れを生じるのである。磐田戦では、私がキーポイントとおいた酒本、苔口がその特徴を生かしきったのに対し、濱田のパスワークはチームのバランスを崩すものであった。リスキーなパスもなく、おびえているプレーが目立った。ここがしっかりしていれば、たとえ、西澤が抑えられていても、その分、別の場所で好機をつくりうるのである。

 セレッソは試合2日前の練習を非公開にしているため、どのようなメンバーであるかは予想できない。ポイントは誰をボランチに起用するかである。順当であれば濱田であるのだが、今シーズン期待に応えきれていないことから、外れる可能性も高い。下村がボランチに戻ったとしてもパサーとしては荷が重い。中井、米山も冒険的である。森島をボランチに起用する奇策もないとはいえない。いずれにせよ、選手たちは何をすべきか考えるべきである。形はどうあれ、内容より勝利が優先される、いわゆるトーナメント戦として闘わなければならない。

 アウェイの試合で味スタまではいけないが、「スタジアムカフェ」(大阪市中央区)で集まった人たちととともに応援しようと思う。サポーターも覚悟はしていても、あきらめはしていないのである。
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