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 サポーター通信 05/10/21 (金) <前へ次へindexへ>

 鹿島アントラーズ サポーター通信 〜リカルジーニョ復活


 レポート/青山ケイ
 力が拮抗した相手になかなか勝てない。ガンバ戦、千葉戦に続き非公開練習をこなした磐田戦も引分け。3戦連続である。

 でも非公開練習の効果はあったと思う。攻撃面では特に左サイドのスペースを再三突きDFラインを下げさせ新井場・深井コンビで攻めた点。また守備では、中盤で二人がかりでしつこく囲み奪う。こうしたプレスは最近の鹿島では見られなくなっていたように思う。

 プレス・インターセプトが成功していたのは、フェルナンドの代わりにボランチ起用されたリカルジーニョの功績がとにかく大きかった。柏時代の中盤の鬼神ぶりを発揮し完全復活といってよいと思う働きだった。しつこく迫りインターセプト、倒されそうで倒れず、そのまま自分でドリブルで運び、ここぞというところでのスルーパス。まさにボランチの理想を見せてくれた。後半がくっと運動量が落ちる選手が多い中で、彼だけは最後まで走れていたと思う。右SBでプレーしていた青木にとってはまさにお手本になったはず。多くを盗んでほしいと切に願うが、本人がどれだけ自覚しているのか・・・。

 そのリカルジーニョがスペースを指差しながらのスルーパスを鈴木はトラップし損ない川口に抑えられてしまった。増田の幻のゴール(ファウル判定となってしまった)以外では前半最大の決定機だったのに。彼は千葉戦でも同様に決定機を潰している。それでは困るのだ、ホント。

 他にもあれだけチャンスを作りながらゴールできなかったのは、やはりアレックス不在だったからか。後半途中からリカルジーニョと新井場のボランチにし、小笠原を2列目にあげたが、すでに疲労していたため彼の働きはあまり見られなかった。リカルジーニョと比較すると小笠原の守備は2列目のそれでボランチとしての守備には負担が大きいと思う。

 磐田戦でMVP級プレーをしたリカルジーニョを次節名古屋戦で外すのはあまりにももったいないと思う。ここは、フェル&リカのブラジル人ボランチコンビ、小笠原&深井の二列目でいってほしい。そして懸案のFWはアレックスの早期復活を願うのみ。このメンバーなら、スペース狙いもボールキープもドリブル突破&スルーパスと攻撃面で何でもこなせるのではないかと思うが・・・。

 このタイミングで鹿島はセレーゾ監督の来年度契約非更新を発表した。まだリーグ戦が1ヶ月以上もあるのになぜなのか?  優勝してセレーゾに最高のはなむけができるようにとチーム内での結束を高めるためなのか、またはJの他チームへの情報公開&オファーの可能性を引き出すためなのか。個人的には、今年で最後にしてほしい、最後に優勝してセレーゾを送り出そうとずっと考えていただけにその通りとなったとはいえる。監督の手腕は別として、人間的にはとても気さくで熱心な魅力をもった人だと思っているので、発表は寂しい気もする。

 それはともかく、目の前の名古屋戦こそ必ず勝たないといけない。ガンバとの差は5。磐田戦に勝っても勝ち点3ながら得失点差でもう1ゲーム分勝利しないと抜けなかったのだから、3でも5でも同じ(と前向きに考える)。最後までとにかくついていくしかない。
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