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 webnews 03/07/15 (火) <レポートに戻る>
アルディレス監督(東京ヴェルディ)記者会見
2003Jリーグ ディビジョン1 1stステージ第12節 東京ヴェルディ1969vs.柏レイソル


試合を振り返って

 もちろん、大変満足しています。非常にいい結果でしたし、すばらしいの一言です。特に後半がすばらしかったと私は考えています。我々のチームは後半に非常に厳しいプレッシャーを相手に仕掛けることが出来たと思います。ですから、この勝利は我々のプレーに値するものだと自認しています。私は今日、選手全員を祝福しました。本当に比類なきチームスピリットを発揮したと思います。逆転勝利というのは簡単ではありません。少しおっかなびっくり前半はプレーしたのではないかと私は感じています。そして、後半になって生まれ変わったようにプレーをすることが出来て、その結果、逆転勝利を収めることが出来ました。


前後半、がらっと変わった試合でしたが、何か魔法をおかけになりましたか?

 いや、本当に単純に、もっと前からプレッシャーをかけていこうというふうに指示しただけです。もっと具体的に言いますと、前半は引きすぎたために、相手に簡単につながれたということがありましたので、後半に向けて、とにかく相手に考えさせないということに力点を置きました。もうボールの落ちどころには、うちのチームのシャツが見たいと。そして中盤では非常に激しい争いがあったと思います。それは時間帯で分ければ、前半は中盤を支配したのは相手チームで、そして、後半はうちが支配できたということです。そして、後半においては、中盤を支配した上で前進を心がけました。


前半に相手のGKを交わして平野選手が決定的なチャンスを掴みましたがシュートがサイドネットに飛んでしまったシーンがありました。日本の選手は、そういったチャンスに落ち着きを欠くことが多いのですが、その辺について、監督はどのように指導していけばいいとお考えですか。

 それを特別視はしていません。それは、その局面に起こったプレーだと私は捉えています。もちろん、彼だけにかかわらず、うちの選手全員に関して、これから先、どんどん、どんどん、練習を重ねていった上で向上を図っていかなければならないことは確かですが。

 でも、いまさらながら言わせていただきますと、彼らとともにやっていけることに私は喜びを感じています。なぜかというと、彼ら選手たちは向上心を常に持っていますし、そして、彼らは自分たちのミスというものを自覚して、それを改善していこうと思っています。ミスはあっても、これを誰か特定の選手のせいにする気は私にはありません。それを指摘して、そして今後、向上していくための糧にしたいと思います。


後半投入したエムボマに、何か特別な指示はありましたか。

 パトリックには、そもそも指示を多く与える必要はありません。コミュニケーションの問題は一切ありませんから、フランス語、英語、いろんな言葉をしゃべれますからね。彼は国際派のプレーヤーなんで、いろんなことを、あまり語らずにわかってくれる選手です。まだフィジカル的にすごくいい調子というわけではないんですが、確かに彼の投入だけで試合の流れが変わったということは言えるでしょうね。

 彼をスタメンで起用しなかったのは、今の時点で90分間プレーするのは難しいと思ったからです。ですから、相手がだいぶ疲れてきた後半に投入しようと考えていました。それがひとつの賭けだったんですけれど、それが功を奏したということですね。時としてサッカーというのはルーレットのようなものですから。赤に張って黒が出ることもあるし、黒に張って赤が出ることもあります。そういった運の問題もあります。そして、ほんの少しの運に助けられて物事がうまくいくということもあります。


マルコ・アウレリオ監督(柏)記者会見
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