topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink
 webnews 04/11/17 (水) <レポートに戻る>
松本育夫監督(サガン鳥栖)記者会見
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦 サガン鳥栖vs.ガンバ大阪


試合を振り返って

 ゲームは内容とすれば、サッカーという戦術、技術では決して負けてはなかったし、五分五分のゲームが出来ました。けれども、結局は個人のスピードとパワーというのが最後のところで得点の差になってしまうわけで、来年の補強、来年のチーム作りに、非常に参考になったゲームだったと私は思っています。ですから、目標を持った補強、チーム作り、これをはっきりさせること、今日のゲームを通した中から、いかにうちのチームが進むべきかということを体験もしましたし、サポーターの方にも見てもらったゲームだったと思います。


前後半に分けてチームの出来から教えてください。

 出来はですね、うちの選手たちの持っている力は出したと思います。ですから、選手たちは良く頑張ったということがはっきり言えると思います。ただ1点目の失点が非常につまらなかったですね。全く無防備と言いますか、アンラッキーと言ったらいいと思いますね。それから2点目は、あの時はハーフラインまで引いて相手を遅らせるDFに変えたんですが、あの時は本橋がフェルナンジーニョに突っかけてしまいまして、あそこから崩されました。あれは若さだと思いますけれど、あそこで持たせちゃったほうが。

 うちのチームとしての守備は前半15分は前から行けということでやってましたから、それでリズムを作って、15分過ぎてからは引いてしまってCFもハーフラインまで戻れと。その間、後ろのラインとの幅を30メートルにしておいて、その中に10人を全員入れてしまえと言うことでやっていたわけで、ただ相手ゾーンで突っかけたためにですね、ちょっとミスがあったなと。

 それで3失点目は、キャプテンの体力の問題ですね。恥ずかしいですわね、あんなプレーをやってちゃ。上がったボールにも対処できないようじゃ。体力が全然ない、走れない、ということの失点だったということになると思います。

 ですから、ゲームとしては内容は良かったんですが、やっぱり最後のところ。あれだけボールが回せて、ガンバさんは殆ど顎が上がっていましたよね、選手たちが。あそこのところを突破できる個人技というのが、今年、僕がずっと求めていたCFの柱になる選手がいれば、点が取れた場面だったと思いますね。


途中交代で入った矢部選手、下司選手の交代の意図を教えてください。

 まず、後半の開始に(伊藤)彰を入れましたね。これは2点リードされていますから、点を取りに行くということでの起用。それと下司は、竹村が少し疲れてきましたから突破が出来なくなってきたんで、下司の突破ということです。最後の5分のところで(佐藤)大実と矢部の交代というのも、やはり点を取るために。大実が相手のバックス突破するという力がなくなってきそうだったんで、そこへフレッシュな選手を入れて突破させたかったという選手起用です。


先ほど駒がないという部分で・・・

 う〜ん、まあそういうことですね。1年ずっと通してきて、CFのところの必要な人材、それと最後の朝比奈の守備をご覧になっても分かると思いますけれど、やはりストッパー、守備のところの柱になる選手、これは開幕したときからずっと言ってるわけで。


今日は、G大阪からのレンタル選手である羽畑選手が欠場しました。その理由は。

 羽畑は3日前の捻挫でございます。西野監督も私に「どうして羽畑を出さないんですか。見たかった」と言ってきたんですけども、この前の試合で出して、今日は先発で行こうというプランを持っていたんですが、残念ながら3日前に紅白戦で捻挫してしまいまして、それが出来なかったということです。


これで一発勝負のカップ戦が終わり、後はリーグ戦3試合ということになりました。残り3試合に向けての戦い方はどのようになるのでしょうか。

 今日の相手はJ1で優勝に絡んでいる、現在2位ですよね。ですからチーム力は非常にあるチームでした。僕も2試合ほどビデオで分析しましたけれど、タレントも豊富ですし、スピードもあって多彩でした。そのチームに対して、一応、前半の15分は前で守備をして成功して、あとは引いた状況で、ゴール前に引くのではなく、ハーフライン上に引いたゲームが出来たと思うんですね。そうすると、次の京都、それから福岡、川崎と、どのチームも我々よりも上位のチームなんで、今日の戦い方というのは残りの3試合に役に立った戦い方だったと思います。ですから、今日の戦い方をですね、残りの3試合に生かしたいと思っています。


伊藤選手が流れを作っているように見えたんですけれど、先発で使うと言う選択肢は。

 伊藤の良さというのはゴール前の飛び込みなんですね。しかしスタメンで使いますと、ミスパスが非常に多い選手で、さあ今からといときにですね、相手に渡ってしまうパスが非常に多すぎるんで、彼の使い方というのは非常に頭を悩ませていたんですけれど、まずは村主の活動量で前半をもたせておいて、伊藤の得点力に期待するという選手起用をやりました。このあとの残り3つも、このままでいきたいと思います。もし、村主が良ければ、そのまま行ってもいいし、伊藤の場合は、残り15分、ないしは20分のところで得点に絡むということでのプレーをさせたほうが、いいところが出るだろうという考えを持っております。スタメンからだと、ちょっとミスが多すぎます。


(高橋)義希選手と下司選手が、それなりのセンスを見せてくれたと思いますけれど、残りのリーグ戦で頭から会えて起用するということは。

 義希のほうはですね、十分に1試合、プロの選手として走る体力が備わってきましたんで、それと相手との接触した中でのボールコントロールも優れていますね。そんなところで、彼はスタメンから十分にいけると。下司の場合は、スタメンから行ったら、多分90分は持たないと思います。ですから持つだけの時間を与えて、それで彼の成長というものを作っていってあげたほうが今年はいいだろうという判断をしております。今日見ていてもですね、まだまだ。まあシジクレイと当たることが多かったんですけれど、相当身体を強くしなかったら、CFとしては大変ですね。だから、相手が疲れたときに投入して彼のスピードを生かすという使い方のほうがいいと思います。


西野朗監督(ガンバ大阪)記者会見
レポートに戻る
<レポートに戻る>
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送