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 webnews 04/12/24 (金) <レポートに戻る>
植木繁晴監督(ザスパ草津)記者会見
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準々決勝 ザスパ草津vs.東京ヴェルディ1969


試合を振り返って

 やはり力の差をまざまざと見せ付けられたなという気がします。ただ、もう少しうちのコンディションが整った中で、ああいう相手を何とか凌ぎながら勝てる要素はあるはずなんですけれど、それは選手が前半動けなかったという部分があったんで、それが一番残念だなという気がしています。ただ選手たちは天皇杯でJ1と3つ戦ってきて、その結果、自分たちの中に差を感じて、これから練習していけるかということが、うちにとって一番大切なことじゃないかなと思います。まあ、選手によっては多分忘れてしまう選手もいるでしょうけれど、きちっと最後まで今日の差を悔しさとして持ち続けることで、いつかはこのレベルに追いつけるんじゃないかなと思います。


酒井陽二を中盤で使った理由については。

 中盤の選手がもういなかったというのがひとつの理由なんですけれど、彼にあの位置からDFの裏に飛び出させてというのがコンセプトだったんでした。ただ、もう引かれて相手に付いていかざるを得なかったり、自分の中でアグレッシブな姿勢が足りなかったんで意外に機能しなかったんですけれど、もう少しあのポジションで出来るはずだということで、あそこに使いました。


後半はシステムを変えて押しぎみに進めたと思うのですが、後半の指示というのは。

 もっと積極的に全てのプレーをしなさいと。後ろに3枚に置いておくので、両サイドは高い位置にいて、そこから突破を狙いなさいと。もう全てがマッチアップするので、その中で思い切ってやるようにということで出しました。あれだけ前半気持ちが入っていないゲームで格上の相手に勝てるわけはないんで、その辺をハーフタイムで彼らに怒って、システムを変えることで少し気持ちが前向きにでるのかなという意味を込めて変えました。


点は入りませんでしたけれど、後半は指示通りのサッカーが出来たのではないでしょうか。

 そうですね、気持ち的にもきちんとやってくれたと思います。


今日で最後の采配になるわけですが、試合後に選手たちにはどんな言葉をかけられたのでしょうか。

 お疲れ様としか言っていません。これからシャワーを浴び終わってから、僕の感想なり、彼らにこれからやって欲しい事なりを伝えようと思っています。


どういったことをやって欲しいと思われますか。

 それはさっきも言ったように、この3つのゲームを無駄にしないで、きちんと自分の中に目標として置いて、それに向かって精進するようにということと、彼らは来年J2のリーグに入るんですけれど、行きたくてしょうがなかったリーグなので、その中で活躍できるように満足せずに頑張るようにと伝えるつもりです。


監督ご自身は今日でラストゲームになりますけれど、天皇杯を通しての感想、印象を教えていただけますか。

 力的には無いと思うんですけれど、選手たち個人、個人が良く頑張って組織でサッカーをしようということを理解していてくれたんで、これが来年につながればいいですし、僕自身は、何人かの選手たちが僕のためにと言ってくれたことに関して感謝したいと思います。それは僕と選手たちの信頼関係だと思うので、それは3年の中で作れたものかなと思います。


Jリーグのチームを2つ破ったことで、監督ご自身、出し切れたと思いますか。

 特にそういうふうには思わないですね。僕はもうJ2に上げたことだけで自分の役割は、取り敢えずひと段落しているというふうに思っていますので、天皇杯はおまけみたいなものじゃないかなというふうに思います。


3年間チームを作られてきて、監督の中では今のチームはどのくらいのレベルにあると思われますか。

 やはりJ2の下位ぐらいじゃないですか。もっと、もっと選手たちの個人、個人のレベルを上げなければいけませんし、今日のゲームでも、しっかりした気持ちで戦えるようにしていかなければいけないと思います。今のチームで高みまで来ているとは思いませんし、JFLでは3位でしたから、その辺は謙虚に自分の中でも受け止めています。もっと、もっと出来ることがあったんじゃないかという気はしています。

アルディレス監督(東京ヴェルディ1969)記者会見
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