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クラブユース東西対抗戦「メニコンカップ２００５」
2005年9月11日（日）13:04キックオフ 名古屋市瑞穂球技場 観衆：10,087人 天候：曇
試合結果／オールイースト（東軍）６−０オールウエスト（西軍）（前３−０、後３−０）
得点経過（試合時間70分）／［イースト］斉藤学（9分、10分）、端戸仁（31分、52分）、斉藤学（59分）、田仲智紀（69分）
取材・文／貞永晃二
11回目を迎えるクラブユース東西対抗戦「メニコンカップ２００５」が名古屋で開催された。決勝で浦和ＪＹ（ジュニアユース）が横浜FMＪＹを３−０で下した第20回日本クラブユースサッカー選手権（U-15）大会（各地域予選を勝ち抜いた全32チームが参加して8月12日から21日にＪヴィレッジ（福島県双葉郡）で開催）から選出された東西16名ずつが参加して行われ、中学校のサッカー部に属さないU-15年代のオールスター戦といえる大会である｡
この大会から巣立った現役Ｊリーガーは59名（2005年２月時点）。主だった選手は大黒将志（Ｇ大阪・95年）、阿部勇樹（市原・96年）、石川直宏（FC東京・96年）、市川大祐（清水・95）、森本貴幸（東京Ｖ・02年）、菊地直哉（新潟98）、家長昭博（Ｇ大阪・01年）、前田俊介（広島・01年）、高柳一誠（広島・01年）、梶山陽平（FC東京・00年）、松井謙弥（磐田・00年）など錚々たる面々である。
なお、東西の地域分けは、オールイースト（東軍）は北海道、東北、関東、北信越各地域から、オールウエスト（西軍）は東海、関西、中国、四国、九州各地域からそれぞれ選出され、地元枠として東海地区のクラブチームより最大２名が選出されている。
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終始、試合を支配したイーストはトップの斉藤学、端戸仁（はなとじん)（ともに横浜FMＪＹ）が常にゴールを意識したドリブルからシュートを放ち、斉藤が先制点、追加点を連続して奪い、端戸も負けずに３、４点目をゲットした。特に斉藤はウエストDF陣が数人で囲んでも止められない技術とスピードを見せ、後半にチームの５点目、自身のハットトリックを完成させるゴールを決めてスタンドを埋め尽くした１万を超えるファンをうならせた。ちなみに斉藤は惜しくも準優勝に終わった８月の選手権でもＭＩＰと得点王を獲得した選手だ。
なんとか得点を奪いたいウエストは後半入った河本光善（Ｇ大阪ＪＹ）が高い個人技術でチャンスを作るが、ウエストのＣ大阪U-15コンビの２トップ、丸橋祐介と辻克麻が決められず、最後までイーストに握られたペースを奪い返すことができずに終わった。
試合後、敢闘選手に山田直輝（浦和ＪＹ）と端戸仁（横浜FMＪＹ）、最優秀選手に斉藤 学（横浜FMＪＹ）が選ばれた。 表彰式での斉藤はその大胆なプレーぶりとは正反対に晴れやかな場に不慣れな子どもっぽい様子でスタンドの笑いを誘った。
試合としては一方的な結果になってしまったが、まさに「宝の山」と思える選手たちだった。彼らの中から一人でも多くの選手がＪに加わり、さらにそこにとどまらず、日本代表へそして世界のリーグへと羽ばたいてほしいと思う。また、ここに選ばれなかった選手たちからも彼らを追い越す選手が出てくることを楽しみにしたいと思う。
なお、彼らへのインタビューはこちらをご覧ください。 >>> http://company.menicon.co.jp/culture/cup/2005member.html
