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 第83回天皇杯全日本サッカー選手権大会 <ゲームレポートへindexへ>
小林伸二監督(大分)記者会見
第83回天皇杯全日本サッカー選手権 3回戦 大分トリニータvs.川崎フロンターレ


試合を振り返って

 結果的に3−0という完敗で終わりました。仙台戦が終わった後の2週間というのは、チームも選手もストレスがかかった中でそれぞれにトレーニングをしてきました。トレーニング自体は、(リーグ戦が終わって)力が抜けた状態なんで、少し苦手な部分であるところの確実なビルドアップというところにチャレンジしました。

 トレーニング自体は悪くなかったんですね。それで、あんまり心配はしていなかったのですが、どうも、う〜ん、構えてしまったかなという入りと、メンタル的に1シーズン戦ってきて、ちょっときつくて、このゲームにポイントをもって戦うということができなかったのかな、(力を)使ってしまったのかなということも思いました。天皇杯は前回コンサドーレに勝ってベスト16に入りましたので、それを超えようということでやってきたんですが残念な結果に終わりました。今日は川崎さんにやられたということです。

 足下ばかりに入ってしまってスペースに走ることが少なかったというのもありましたね。ボールをまわす中で崩せるようになるには、もう少しレベルアップが必要だなということも感じました。ただ、1シーズンのリーグ戦というのは相当プレッシャーがかかったのかなという感じがします。そこで2週間あったとはいえ、しっかりリカバリーができなかったのかなとか、また同時に契約のことも進みますから、そのあたりのこともどうだったのかなという思いもあります。

 そういう事を予測しながら話を進めるんですけれど、私自身も来期の指揮をとらないわけで、通じるように話したつもりですが、私もどうだったのかなと反省しなくてはいけないと思っています。もっと、もっとこういう時にコミュニケーションが取れなければいけないと感じています。来週、ジェフと試合がしたかったんですけれど思ったよりも早く、残念な結果に終わりました。


あらためて最後の試合ということで、この2年間を振り返っていただけないでしょうか。

 まず、自分が2年半前は監督代行で途中からという形で入りました。そして半年後、結果は出ませんでしたけれど、天皇杯に向かうこの時期というのは選手がひとつになって仕事ができなかったんですね。契約が切れるから俺は個人でやりたいとか、いろんな選手がいました。けれど、今シーズンについては、この2週間というのは、個人の動きがある、もっと言えば0通知をもらっている選手もいる、そういった中で、選手たちはきっちりと仕事をしてくれたんで、いいチームになりつつあるなと思いました。

 ただ、去年、シーズン開始にあたって、みんなで行こう、みんなで力を合わせて進んでいくんだということを前面に出しましたけれど、みんなで行くだけではなく、J1ではもう少し、個人が周りを弾いてでも伸びていくことが少し必要なのかなと、全てが協調性だけではなく、こだわるところ、もうひとつ殻を破ってレベルの高いところへと。喧嘩もあるかもしれないけれど、ただ目標は何だと、チームが、自分がもっと高いレベルでやりたいというところに繋がっていくんだということも必要だったのかなと思います。

 昨日で天皇杯に向けての9つのトレーニングを終えて、今日が10個目のプログラムだったんですけれど、みんな天皇杯に向けてがんばろうというのが見えたんで、まとまりがあって、サッカーを通してみんなが大人になったり、サッカーを大事にしているグループになったなと思います。チーム一丸として、そういうグループになってきたと感じました。ただ、今日は結果が出なかったですけれど。

 何回も言いますけれど、凄くいい経験をさせてもらっなたと思いますし、チームは、今年は凄く多くのいい経験をしたと思うので、今日も含めて大事にして次のシーズンにチャレンジしてほしいと思っています。今度は外から見ることになるので、どういう風に変化するのかなというのを楽しみに応援していきたいと思います。


今日は石崎監督との対戦だったのですけれど、どんなお気持ちで臨まれましたか。

 石崎さんについては、石崎さんのチームを引き継いで2年半になって、J1に上がらせてもらって、今日はなんともいえない気持ちで戦いました。2年半で上げて残したという部分と、石崎監督はいつもいいチームを作るのに、ほんのちょっとのところで、なんとも言えない・・・。そういう意味では、トリニータが集中をつなげられなかったという反面、チームを離れられた石崎監督がいいチームを作ったということを大分のサポーターに見せ付けられたということですね。

 技術というところじゃなくて、川崎さんもうちも、お互いに違った事情でメンタル的に厳しかったと思うんですね。うちのアップを見ていると、あんまりいい入りをしていなかったような感じがしていたんで、いい送り出しをしなくてはいけないということで送り出したんですが。そういう点では、メンタル的な面でやられたかなと思います。厳しくても、こういうところまでやれる選手が揃っているのが川崎だなと感じました。


試合終了のホイッスルがなったときは、どんな気持ちになられましたか。

 予定はもうちょっと先を考えていたもので、びっくりしました。試合の流れは上手くいっていなかったんで、2点目がきつかったと思います。ゲームの中では、これが最後だとは思っていなかったので、どうにか2−0を2−2にもっていく方法はないかと探っていました。まあ、終わった瞬間は、もう終わりかと言う感じです。残念ながら短くなりました。もう少し立つと暇だなと思うんじゃないですか。


ホームでは1回しか勝てなかったんですけれど、ホームに熱心に足を運んでくれたサポーターに一言お願いします。

 今日も多くのサポーターに来てもらったということと、厳しい試合だったのに終わったときに暖かい拍手を送ってもらってということで、本当にありがたく感じています。1回しか勝てず、厳しい試合ばかりを見せてしまったので、来シーズンは、もう少し勝てるサッカーができるように期待したいと思います。


石崎監督(川崎)記者会見
吉田孝行選手(大分)コメント
我那覇和樹選手(川崎)コメント
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