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 第25回全日本女子サッカー選手権大会 <次へindexへ>
全日本女子サッカー開幕!!高校生対決は鳳凰高校に軍配。
第25回全日本女子サッカー選手権大会 1回戦 常盤木学園高校vs.鳳凰高校

2004年1月11日(日)11:00キックオフ 三重県上野市運動公園競技場 観衆:120人 天候:曇
試合結果/常盤木学園高校1−2鳳凰高校(前1−1、後0−1)
得点経過/[鳳凰]藤本(17分)、[常盤木]天野(20分)、[鳳凰]高橋(51分)


文/三重県サッカー協会 理事 大谷徹

 昨年8月に埼玉・越谷市等で行われた「第12回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」の決勝と同じ顔合わせとなった1回戦。攻めながらも0−1で惜敗し、優勝を逃した東北代表・宮城県の常盤木学園高等学校が雪辱を果たすか、高校チャンピオンの九州代表・鹿児島県の鳳凰高等学校が意地を見せるか注目の好カードとなった。



 立ち上がりから、鳳凰高校が早い出足でプレスをかける展開となり、常盤木学園高校は、なかなか自分達のペースで中盤を構成できない。それでも常盤木高校は、(11)渡辺と(7)岩澤の個人のテクニックで中盤での早いボール回しをみせ反撃を試みる。

 前半17分、鳳凰高校は、(14)長濱からのセンターリングを(7)栗原がダイレクトでパスを出し、(10)藤本が冷静にゴールに流し込み先制点を奪う。その3分後、常盤木学園高校は、早いカウンター攻撃から、(8)鮫島が左サイドを突破し、ゴール前に絶妙のセンターリングを送る。それをゴール前でフリーとなっていた(10)天野が同点シュートを決める。1−1となり、両チームとも攻めあぐねる中、前半が終了した。中盤のプレスと早い出足による激しいチェックで、ペースは終始鳳凰高校が握っていたが、シュート数は常盤木学園高校が多く放った。

 後半の開始から鳳凰高校は(14)長濱に代え、(8)前薗を投入し勝負をかけるが、試合は膠着状態に。そして、一進一退の攻防が続く中、後半の11分に、またもや(7)栗原のスルーパスを(24)高橋がゴール前でフリーとなっておりシュートを左隅に決める。対する常盤木学園高校も必死の反撃を試み、後半18分には(13)佐々木に代え、(3)高橋を投入するが、日本代表のGK候補に選出されているセンターバックの(19)堤を中心とした鳳凰高校の守りは良く鍛えられており、試合の流れは変わらない。鳳凰高校の攻勢を常盤木学園高校がしのいでいるという時間帯が続く。常盤木学園高校は、後半35分に(8)鮫島の放った決定的なシュートがゴールの枠を捉えることができずに、そのまま2−1で試合終了となった。



 シュート数は合計13対12という拮抗したものとなったが、前後半を通して、鳳凰学園高校の早い出足と勝とうとする意欲が、常盤木学園高校を上回った結果となった。高校生にとって、40分ハーフというのは、少し時間が長く厳しいものだったのだろう。途中で試合が膠着してしまうということや、中盤を省略してやや蹴り合いになった場面もみられた。しかし、全体としては全国の高校のトップレベルの高さを、集まった観客や関係者に見せることができ、なかなかの好ゲームであった。

 翌日、L・リーグの強豪「伊賀フットボールクラブくノ一」に挑むことになった「鳳凰高等学校」は、どれだけ自分達の力が通じるかを楽しみにしている様子。善戦、または大金星を期待したい。


注) ()内の数字はゼッケンナンバー
(常盤木学園高校) (鳳凰高校)
GK: 鈴木理沙 GK: 福田友恵
DF: 西村理央 高橋愛 後藤史 DF: 安田邦子 大谷弥生 堤晴菜 蜻コ彩乃
MF: 宮川葉月 斎藤有里 岩澤和 渡辺由似 MF: 三輪由衣 長濱伊代(41分/前薗百合香) 栗原美怜 高橋悠
FW: 鮫嶋彩 佐々木エリカ(58分/高橋絵里) 天野実咲 FW: 藤本優希 徳留華織子
その他の1回戦の結果
Honda FC(東海)  1−6  神奈川大学(関東第二)
アルビレックス新潟(北信越)  2−1  ルネサンス熊本(Lリーグ13位)
ブッチギリ(四国)  0−8  A・Sエルフェン狭山(Lリーグ10位)
北海道文教大学明清高(北海道)  4−1  吉備国際大学(中国)
JEFユナイテッド市原(Lリーグ12位)  1−5  日本体育大学(関東第一)
清水第八SC(Lリーグ11位)  0−5  日ノ本学園高校(関西)
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