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 頑張れ!女子サッカー 05/04/21 (木) <前へ次へindexへ>
絨毯のような芝生の上で熊本のホーム開幕戦は始まった。

 悔しい2連敗。熊本ホーム開幕戦を飾れず。
 L2リーグ第2節 ルネサンス熊本vs.ジェフユナイテッド市原・千葉

 文/中倉一志
2005年4月17日(日)13:00キックオフ 熊本県民総合運動公園(KKウィング) 観衆:150人 天候:晴
試合結果/ルネサンス熊本1−2ジェフユナイテッド市原・千葉(前0−1、後1−1)
得点経過/[千葉]水野(44分)、[熊本]塚本(46分)、[千葉]河村(54分)


取材・文/中倉一志

 今シーズンの始まりを祝福するように青々と晴れ渡った空。初夏を思わせるような強い日差し。この日、ルネサンス熊本は2005L・リーグのホーム開幕戦を迎えた。選手たちに用意されたステージは約32,000人が収容出来る熊本県民総合運動公園競技場。国際大会でも使用できるスタジアムでの開催は関係者の方々のチームを支える熱い思いの表れだ。そんな思いに後押しされて、目標である2桁勝利に向けて選手たちが元気にピッチに飛び出していく。

 熊本に乗り込んできたのはジェフユナイテッド市原・千葉。L2は7チームによる3回戦総当りのリーグ戦のため前節は試合がなく、この試合がチームとしての開幕ゲームになる。昨シーズンの熊本との対戦成績は1勝2敗。順位も熊本に次ぐ5位だったが、監督も練習場も変わり心機一転。観ていて楽しいサッカーで巻き返しを図る。そのためにも開幕ゲームで勝ち点3が欲しい。



ゴール前で競り合う熊本と市原・千葉
 試合は熊本のキックオフで始まった。熊本の布陣は4−4−2。ゴールマウスを守るのは野添。最終ラインは右から松本、安部、奥村、高橋が並び、ダブルボランチは荒木と島田。右MFに佐藤、左MFに寺澤を配し、2トップは林田と塚本が務める。市原・千葉は3−5−2の布陣。最終ラインはリベロの清水と、河村乃里子と平野のストッパー。中盤は河村真理子のワンボランチと三盃と大沢のWB、そして2列目には花岡と篠崎が入る。前線でコンビを組むのは水野と石鍋だ。

「最初の10分、15分は緊張していた」(上村崇士監督)。マンツーマンで守る市原・千葉は両WBが低い位置に留まって5バック状態。それに乗じて熊本が押し気味に試合を進めていく。しかし14分、市原・千葉の篠崎が放ったシュートがクロスバーを直撃。これが合図になったのか市原・千葉にリズムが生まれた。水野がバイタルエリアに入り込んで楔のボールを受けて起点を作り、そこから両サイドに展開して熊本ゴールを目指す。

「相手の足が速いのを警戒したのかDFラインが引きすぎて中盤が間延びしてしまった」とは山形秀晴監督・熊本。中盤に出来たスペースを市原・千葉に自由に使われて守備に終われ、マイボールも前線に大きく蹴りだして2トップの2人を走らせるだけで思ったようなサッカーが展開できない。なんとか決定的なチャンスを与えずに頑張ってはいたが、44分にCKのこぼれ球を水野に蹴りこまれて先制点を喫してしまった。



ポストプレーに存在感を見せた水野(市原・千葉、写真右)
 熊本に同点ゴールが生まれたのは後半開始直後の46分。佐藤が左から蹴ったCKに期待の新人塚本が頭で合わせた。スタンドで声援を送っていたルネサンス熊本ジュニアの選手たちから、ひときわ大きな歓声が上がる。「がんばりなっせ!がんばりなっせ!」。そして、チームを後押しする声援がさらに大きくなる。市原・千葉に押され気味とはいえ、決定的なチャンスは与えていない。しかも時間はまだ十分にある。熊本に反撃の期待が高まる。

 しかし、54分、次の1点は市原・千葉に生まれた。GK野添と市原・千葉の選手が交錯してボールがペナルティエリア内でルーズに。これが右でフリーになっていた河村乃里子の前にこぼれた。一呼吸置いて振り抜かれた右足から放たれたシュートがゴールネットを大きく揺らす。抱き合って喜び合う市原・千葉の選手たち。そしてうなだれる熊本イレブン。反撃ムードが高まっていた熊本にとっては出鼻をくじかれる1点だった。

 ここからは一方的な市原・千葉のペース。「相手に回されて守備が後追いになっていた」(山形監督)。この日の気温は23度。走りまわされたつけは確実に選手たちから体力を奪った。時間の経過とともに両チーム運動量の差が顕著になり、ボールホルダーにぴたりと身体を寄せ、相手の自由を奪ったところにもう1人が加わる守備を見せる市原・千葉の前に、熊本がボールを奪われるシーンが目立つ。そして90分が経過。残念ながら熊本はホーム開幕戦を勝利で飾ることが出来なかった。



ルネサンス熊本Jrはハーフタイムにパンフレット販売のお手伝い
 チーム開幕戦を勝利で飾った市原・千葉は幸先のいいスタートとなった。熊本にチャンスらしいチャンスを与えなかったマンマークの守備は合格点。課題を上げるとすれば攻撃面、楔を受けたあとのボールの運び方だろう。上村監督は「選手たちが良くやってくれた」と評価する一方で、「ポストプレーからサイドの押上げとか、攻撃のバリエーションを増やしたかったが、後手、後手になったところがあった」と試合を振り返った。

「中盤の同時性が欠けていた。それが出来れば、もっとオープンな形につながったはず」とは山形監督。これで新潟戦に続いて悔しい2連敗となった。しかし前向きな姿勢は崩さない。「1順目は使ってみるという形でやっている。まだ固定した形になっていないが、いろんなものが見えてくるはず。それぞれのチームと3つやるので2つとれば問題はない。2桁勝利はいけると思う」

 現在、熊本はボランチの有富を怪我で欠いている状態。そんな中で、要となるボランチの組み合わせを探るべく、そして長いシーズンを乗り切るため、様々なパターンを試している。この日もFWの塚本を右MFの位置で使ったり、また佐藤をボランチの位置でプレーさせた。中学生の三森を前節に引き続き途中から起用したのも戦力アップを狙ってのことだ。有富が戻ってくる夏場までに、どれだけ底上げが出来るか。それが熊本の当面の課題になる。



(ルネサンス熊本) (ジェフユナイテッド市原・千葉)
GK: 野添愛末 GK: 阿部麻美
DF: 安部友美 松元ゆみ子 高橋桃子(75分/三森史奈) 奥村紗代 DF: 大沢江利子 平野六生
MF: 島田佳由子 寺澤希 佐藤恵利子 林田美由紀 MF: 三盃祐子 河村真理子 花桐なおみ(69分/中島朋子) 河村乃里子 篠崎圭子(72分/吉橋美保)
FW: 荒木真実(45分/倉本慶子) 塚本舞 FW: 水野奈緒子 石鍋千愛(69分/常見友里恵) 清水由香
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