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 頑張れ!女子サッカー 05/05/03 (火) <前へ次へindexへ>

 熊本、ホーム初勝利ならず。内容に不満も大原学園が勝ち点3をゲット
 2005L2 第4節 ルネサンス熊本vs.大原学園JaSRA女子S.C.

 取材・文/中倉一志
2005年4月29日(金・祝)11:00キックオフ 熊本水前寺競技場 観衆:150人 天候:晴
試合結果/ルネサンス熊本0−4大原学園JaSRA女子S.C.(前0−2、後0−2)
得点経過/[大原]松本(4分)、濱垣(39分、58分)、オウンゴール(88分)


 L2第4節、熊本は水前寺競技場に大原学園を迎えた。数千人を集めることもあるL1とは違って、L2の観客はまだまだ少ない(アルビレックス新潟レディースだけは例外のようだが)。それでもスタンドでは熊本ジュニアの選手たちが、第2節と同じように「がんばりなっせ」と先輩たちに声援を送り、選手の家族やチーム関係者が熱い視線を送っている。対戦相手の大原学園は福岡校の先生と生徒たち50人が終結。こちらも大きな声で選手たちを後押しする。選手とともに戦おうという雰囲気はL2でも変わりはない。



 試合は開始直後の4分、約30メートルのロングシュートを松本が決めて大原学園が先制する。「相手から点をもぎ取ろうという気持ちで臨んだ。前節の大敗(対INAC0−5)を払拭するつもりで、原点に返って攻めの姿勢を出して力でねじ伏せていこうということ」(種田佳織監督・大原学園)。そんな気持ちの表れなのだろう。この後も大原学園はボールを一方的に支配して熊本陣内に攻め込んでいく。しかし、押し込んでいるようで意外とチャンスが生まれない。

「個々の判断が遅すぎた。全てが中途半端で自分たちが意図的にサッカーが出来ていない」とは種田監督。39分にはCKから追加点を挙げたが、「ポイントでたまたまゴールが来ただけ。流れの中から決められていない」と厳しい表情を見せた。昨シーズン、悔しい思いをして今年からL2で戦うことになった大原学園の目標は来シーズンからのL1復帰。ただ勝ち点を重ねるだけではなく、上位で戦える内容のサッカーをしなければ、その目標も叶わないということなのだろう。

 さて前半で2失点を喫した熊本だが、それでも粘り強い守備が目を引いた。大原学園との地力の差を考えれば、立ち上がりに浴びたゴールで一方的にやられてもおかしくはなかったが、辛抱強く大原学園の攻撃に耐え、得点シーン以外では、ほとんど決定的なシーンを作らせなかった。ただし、さすがに攻撃までは手が回らない。堅く守ってカウンター狙いという戦術も、相手のプレッシャーを受けた中では起点を作ることが出来ず、蹴り出すだけで精一杯。スピードのあるFW塚本を生かすことが出来なかった。



 しかし、後半の最初の決定機を作ったのは熊本だった。48分、寺澤の左サイドからのクロスがファーサイドにこぼれたところへ松元が飛び込んでシュート。反撃弾かと思われたが、これはGK澤田がファインセーブでCKに逃れる。しかし、熊本の勢いは変わらない。前半とは違って、大原学園と対等に渡り合える場面が増えていく。「2点を取れるくらいの力は付いてきている。選手たちもへこむことがなくなった」(山形秀晴監督・熊本)。2点を取り返そうという気持ちがそうさせたのだろう。前半よりも明らかに高い位置からボールにプレッシャーをかけ、大原学園の選手に簡単に前を向かせない。

 それでも、58分には試合を決める決定的な3点目を大原学園が決める。後半もシュート数は大原学園が上。両サイドをきれいに崩す回数も大原学園の方が多い。しかし、大原学園が試合をコントロールしていたかといえば必ずしもそうではない。熊本は中盤でボールをためる場面が作れるようになり、少ないながら、攻守の早い切り替えからゴール前に塚本が飛び込むシーンも作った。「相手の何回かの攻撃の方が質は良かった。1点やられるという気持ちを持っていた」(種田監督)。熊本は相手に警戒心を抱かせるプレーを随所に見せた。

 ただ、両者の間にある地力の差は埋まらなかった。大原学園は、終了間際の88分にオウンゴールで4点目を追加。対する熊本は、ロスタイムに塚本が持ち味のスピードを生かして抜け出すシーンを作ったが、シュートはゴールマウスを捕らえることが出来なかった。



 ホームの、そして今シーズンの初勝利を目指した熊本は悔しい3連敗。しかし、「課題の多かった試合。でもまだ始まったばかり。2試合ずつ残っているので、次に勝っていけばいい」と安部友美(主将・熊本)は前向きな姿勢を見せた。課題は攻撃のバリエーションを増やすことと、後半のような戦いを90分間に渡って続けることか。「寺澤からのクロスをどうやって生かすかがポイント。中盤の同時性は出来てきているので、サイドチェンジが出来るようになれば幅も広がる。そこに集中して一巡目でチームのスタイルを確立したい」と山形監督は試合を振り返った。

 一方の大原学園。数字の上では4−0の快勝も、「正直に言っていい試合ではなかった。内容的には良くなかった。今日のような試合では新潟には通じない」と、種田監督の口から漏れてくるのは反省の言葉ばかりだった。それでも確実に稼いだ勝ち点3。この勝利を勢いにつなげて次節も勝ちに行きたいところだ。「チームとして成長していけるようにやっていきたい。まだまだ未完成なチームなので頑張ります」。種田監督は、そう方ってスタジアムを後にした。






(ルネサンス熊本) (大原学園)
GK: 河島佳奈 GK: 澤田法味
DF: 安部友美 松元ゆみ子 高橋桃子(75分/渡邊 史華) 奥村紗代 DF: 塩原理恵 堤晴菜
MF: 島田佳由子 寺澤希(83分/三森 史奈) 佐藤恵利子 林田美由紀(HT/荒木 真実) MF: 松本美保 杉山育代(80分/新嶋由紀) 柳瀬恵(61分/渡邊真結子) 栗原美怜 山本裕美 中野真奈美
FW: 塚本舞 倉本慶子 FW: 津波古友美子(69分/庄子菜摘) 濱垣香菜
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