topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink
 頑張れ!女子サッカー 05/05/18 (水) <前へ次へindexへ>
ジュニアチームの選手ととも入場するルネサンス熊本。初勝利に向け
て気合は十分

 熊本が今シーズン初勝利。ニ巡目に向けて弾みをつける。
 2005L2 第7節 ルネサンス熊本vs.清水第八S.C.

 取材・文/中倉一志
2005年5月15日(日)13:00キックオフ 熊本市水前寺競技場 観衆:150人 天候:晴
試合結果/ルネサンス熊本4−2清水第八S.C.(前2−0、後2−2)
得点経過/[熊本]島田(31分)、塚本(33分、50分)、[清水]桜田(54分)、[熊本]島田(70分)、[清水]山本(77分)


 7チームが3回戦総当りでリーグ戦を行うL2。一巡目の最終節となる第7節、熊本市水前寺競技場でルネサンス熊本と清水第八S.C.が対戦した。今シーズン、まだ勝利のない両チーム。二巡目以降に勢いをつけるためにも、どうしても勝ち点3が欲しい試合だ。

 そんな試合に、熊本はポジションを入れ替えて臨んだ。フォーメーションは従来の4−4−2。しかし、DFラインを統率していたキャプテン安部をボランチに、今シーズンからボランチのポジションでプレーしていた佐藤を2トップの一角に、そして、長身FWの林田を左サイドバックの位置に置いた。「点が取れなくちゃしょうがない。リスクを背負ってやるんだというものを出した。それに結果を出せなければポジションが変わるのは当然。緊張感を持って試合に臨もうということ」。山形監督・熊本は、その狙いを話す。

 対する清水第八は、ワンボランチと2人のトップ下を置いた4−5−1で試合に臨む。ペナルティエリアよりも小さなグランドが主な練習場という信じられない環境の中で活動を続けるクラブの基本目標は「仕事とサッカーを両立させる中でL・リーグを楽しむこと、L・リーグで勝利すること」(東城薫監督・清水)。それぞれの選手の得意なプレーを試合にぶつけることで個性を生かしたサッカーを目指す。昨シーズンの熊本との対戦成績は1分2敗。その雪辱と今シーズン初勝利を狙う。



右サイドを豊富な運動量で走り回り、攻撃の起点を作った松元(赤)
 互いに蹴り合うという大味な展開で幕を開けた試合。しかし、前日に決めたというポジションの変更が功を奏した熊本が次第にリズムを刻みだした。中盤の低い位置でボールを落ち着かせる安部から前線へ。高い位置でボールを受ける佐藤がサイドへボールを捌き、スペースへ向かって飛び出していく塚本へクロスボールが渡る。22分には、その狙い通りの形から塚本がヘディングシュート。決定的なシーンもゴールマウスは捉えられなかったが、これで熊本は主導権を握る。

 そんな熊本の先制点は31分。右からのCKにニアに走りこんだ島田がヘディングシュート。ふわりと浮き上がったボールは、GK吉田の頭上を越えてゴールマウスに吸い込まれた。追加点はその2分後。松元、安部とつないで最後は右サイドに開いた塚本へ。ゴールまでの距離は18メートル。相手が寄せてこないと見るや、塚本は躊躇なく右足を振り抜いた。ゴールに向かって一直線に飛ぶボール。次の瞬間、ゴールネットが大きく揺れた。

 勢いに乗る熊本は50分、試合を決定付ける3点目を奪う。この日は右サイドハーフの松元が豊富な運動量と力強い縦への突破で再三チャンスを演出していたが、3点目はその松元のアシストから。倉本からボールを受けてゴール前へアーリークロス。そのボールに塚本が頭で合わせた。「相手のFWの走力、裏を狙う戦術に慣れずにやられてしまった」(東城監督)。ここまでは一方的な熊本のペース。そして、このまま試合は熊本ペースで進むものと思われた。



特徴であるスピードとスペースへの飛び出しを生かして2得点を挙げた
塚本(赤・6)
 ところが、ここから清水第八が反撃に出る。サイドからの攻撃を活性化するために、清水第八は後半からシステムを4−4−2に変更。1.5列目の桜田と左MFの山本をFWに、もう一人の1.5列目にいた堀を右サイドに出して、ボランチの丸本のポジションをひとつ前にあげる。「右SB遠山と堀がコミュニケーション取って上がり、そこへ桜田が絡んで点を取るというイメージ」(東城監督)。この采配が見事に当たった。

 遠山、堀、桜田の3人で攻撃のリズムを刻む清水第八は、それぞれが鋭いドリブルで交互にゴール前へと切り込んでいく。急増の最終ラインで臨んでいた熊本は、このドリブル突破を止められずにズルズルと後方へ下がりだす。そして54分、桜田が右サイドをドリブルで駆け上がって右足を一閃。約20メートルのロングシュートをゴールネットに突き刺して反撃の狼煙を上げる。

 熊本は70分、塚本のポストプレーから前線に飛び出した島田が、最後はGKをもかわして無人のゴールに4点目を流し込んで突き放しにかかるが、清水第八の勢いは衰えない。77分にGK野添が弾いたボールを山本が押し込んで2点目をゲット。その後も、桜田、遠山のドリブル突破を中心に熊本をゴール前に押し込んだ。しかし、人数をかけてゴール前を固める熊本も3点目は意地でも許さない。やがて90分が経過。激しく攻め立てた清水第八の反撃は実らず、試合終了のホイッスルが鳴った。



後半はFWのポジションに移って清水の攻撃を支えた桜田。高い個人
技が光った。
「今までのゲームで足りなかった部分は積極性。今日は狙い通りに出来た。この結果を生かして、二巡目は積極的に行きたい」とは山形監督。安部をボランチの位置に挙げたことでチームに芯が出来、佐藤を高い位置へ戻したことで佐藤の攻撃的なプレーが蘇った。そして、それがエース塚本の特徴を引き出すことにつながった。「今日は、前へ、前へという気持ちを今まで以上に出した。いい形で二巡目が迎えられる。とにかく、得点にこだわりたい」と塚本も満足そうな表情を見せた。目標の二桁勝利へ向けて、いいきっかけを掴んだようだ。

 敗れた清水第八も意地を見せた。後半は対等以上の戦いを見せただけに前半の2失点が悔やまれる。狭いグラウンドでしかトレーニングを積めないというハンデは、広いピッチの上ではミドルレンジのパスの精度に欠けるという結果を招いているが、その反面、足元の技術は高く、ショートレンジのパス交換やドリブル突破は、サッカーどころ清水を感じさせるのに十分だった。「少しずつ形になってきている。相手の良いところ、悪いところを見てきたつもり。この子達が、そのサッカーを理解して出来るかがすごく楽しみ」と前向きに語る東城監督。こちらも二巡目で、どんなサッカー見せてくれるかに注目したい。






(ルネサンス熊本) (清水第八S.C.)
GK: 野添愛未 GK: 吉田喜久美
DF: 高橋桃子 奥村紗代 倉本慶子 林田美由紀 DF: 杉浦華織 冨山千恵 小田彩香 金城若菜
MF: 島田佳由子 安部友美 松元ゆみ子 寺澤希(78分/田代弘美) MF: 山本輪 桜田真悠子 遠山さゆり 西ヶ谷紀恵
FW: 塚本舞 佐藤恵利子 FW: 丸本和美 掘佳織
<前へ次へindexへ>
topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink
SEO [PR] 転職支援 冷え対策 オリンピック 掲示板 レンタルサーバー SEO