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かんばろう ニイガタ  支え合おう ニイガタ


文/石毛大介

 7月18日、夢の島陸上競技場。サッカー観戦人生初めてのサテライトの試合を観戦しました。アルビ対FC東京です。トップチームではJ1初戦の相手でした。1失点で終わることができたのが良かった試合内容でした。「これがJ1か・・・」と改めて痛感した試合でした。「サテでもそうかな・・・」とちょっとネガティブな考えをしながらスタジアム入り。最終的な発表では約1100人。メインスタンドはほとんど埋まっていました。

 前日のナビスコではジュビロ相手に1−1のドロー。またしてもホーム初勝利はお預けになりました。同組の名古屋が1位抜けしたので、来週のG大阪戦で決勝T進出が決まります。この試合はちょっと現地観戦できなかったのですが、選手たちの腕には黒い喪章が。試合前にも黙祷が捧げられたと聞いています。(未確認なので間違っていたらゴメンなさい)ご存知の新潟での水害で亡くなられた方のご冥福を祈ってのこと。

 7月19日現在で死者10数人。全て70歳以上のお年寄りと聞きます。東京生まれ、東京育ちの僕ですが、アルビを応援しているせいか、毎日のニュースが非常に気になります。まるで身内が新潟にいるかのように。僅かながら義捐金も寄付させていただきました。ニュース映像で流される、数々の悲惨な状況。とてもアルビの戦績を気にできるような状況ではないことは明白ですが、悲惨なニュースしか流れないなか、「アルビホーム初勝利」のニュースを新潟県内に駆けめぐらせたかったのですが残念でした。「おー、アルビやっと勝ったかー」と、一瞬でも頬を緩ませ、気持ちを緩ませてくれる人が少しでもいたら・・・と。それにより災害復興が直接的に格段に進むとは思いませんが、ちょっとでも新潟県内の方々、避難所生活している方々の張り詰めた気持ちを少しでも緩ませることができたら、と思っていましたが、残念ながらドロー。次節のG大阪戦でリーグ戦のリベンジを期待しましょう!


 さて前段が長くなりましたがサテの試合。両チームの選手はアルビもしくはFC東京のオフィシャルサイトに掲載されています。この試合、反町監督、神田強化部長も観戦していました。さて前半、というか90分通して、「トップチームと同じだな・・・」というのがこの試合の感想。PE付近まで攻め込まれると人数はいるのに、シュートまでもっていかれる。中盤、最終ライン含め球際が弱い。あと半歩が出ない、などなど・・・ 「ガツガツ!」とした印象が感じられません。やはり上位を占めるチームって、この「ガツガツ」さが感じられるのですヨ。攻めも守りも。そしてあと半歩が出ないため、「勝ちきるギリギリの僅差」で負けてしまう・・・。世界共通ですネ・・・。

 ですから中盤で東京が単独ドリブル勝負で仕掛けてもその半歩が出ないので、あれよあれよとPE付近まで運ばれてしまい、皆ボールに集中してしまい、ボールホルダー以外の選手に対するチェックが甘く、ボールホルダーへのチェックも甘いので(球際が弱いので)簡単にはたかれ、フリーで持たれてしまい、それが次々繋がってアルビのピンチを迎えます。何度も「ボール来る前に感じてよ」と心の中で叫んでいました。結果1−1のドローでしたが、1失点で終わったのが良かった、と思える内容でした。

 何度かアルビもチャンスを迎え攻め込みますが、やっぱり全体的な押し上げが遅いというか甘いというか・・・。せっかくチャンスを迎えているのに押上げがないので、薄い攻撃になります。ロナウドやルーニーのような1人で何とかできる選手がいるわけではないので、1人でも多く人数を掛け、時間を掛けずに攻めなくてはならないアルビだと思うのですが・・・。

 その証拠といって良いのでしょうか、新加入のホベルトがドリブル単独勝負を仕掛けてもフォローが皆無。時間が経つにつれて、それがますます現れてきます。観戦している人からも、「何でフォローがないんだよ」という声が。このホベルト選手ですが、なかなか面白い選手かと。簡単にボールを取られないですし、突破力もあると思います。スピードもあります。ポストプレーができる選手と共存すればかなり活きると思います。まだチーム合流後間もないので、エゴイスティックですが、徐々にチームにフィットすれば、個人でもチームでも戦力アップになるはずです。

 あと個人的に気になった点が。ゴール裏の応援がないので、ピッチの声がよく聞こえるのですが、ちょっとアルビ大人しいかな、と。何度もあり得ないパスミスやボール奪取されるシーンがありました。この試合がたまたまなのか、トップチームもそうなのか、僕の勘違いなのか。もっと試合中に要求し合っても良いのでは、と思いました。


 最後に、守備の要として戦ってくれたアンデルソンが解雇とのこと。
 J1昇格の原動力の一人でしたし、J1昇格後も熱いプレーを見せてくれました。ちょっと最近スピードについて来れていないな、と感じていましたが、解雇とはちょっと意外でした。「絶対に自分の頭の上から点はおろか、チャンスも与えない!」という気持ちが伝わってくる空中戦での競り合いは観ているこちらも同じ気持ちにさせてくれましたし、時折見せるオーバーラップ。彼のオーバーラップは僕は大好きで、紙面に表記できない叫び声が聞こえてきそうな、沈滞ムードを払拭させる気迫のプレーは、観ている僕らを同じ気持ちで戦っているような気にさせてくれました。

 今度は敵として彼のプレーを観てみたいと思います。きっと彼なら新しいチームでも暖かく迎え入れてもらえると思うし、ビッグスワンに帰ってきても暖かく迎えてもらえると思います。またビッグスワンで敵として彼のプレーを観ることができるのを楽しみにしています。

 さていよいよナビスコも終盤でアジアカップとアテネオリンピックと開幕します。両日本代表ともアルビから選出されていないので、ちょっと残念ですが、この時ばかりは心の中で同じ青のユニフォームで戦いたいと思います。では。
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