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駒場でステージ初制覇!!
2004Jリーグ ディビジョン1 2ndステージ 第13節 浦和レッズvs.名古屋グランパスエイト


文・写真/かつみくん

 2ndステージ第13節。相性の悪い名古屋を今年負けなしのホーム、さらには駒場で迎えた。残り3試合で2位G大阪に勝ち点7の差をつけており、レッズが勝てば文句なし優勝、レッズが負けてもG大阪が負ければ優勝と言う状態であった。

<試合前日 19日>
 早朝は小雨が降っていたが、7時から駒場の周りには人が溢れていた。レッズサポはご存知の自由席前日抽選会。1グループ1人の決まりで抽選クジを引き、試合当日はその番号に沿って6時間前に点呼が行われ、入場する。サポーターが多いレッズならではの慣行で、ホーム試合では必ず行われている。クラブ主導ではなく、有志によって行われているところがまたすごい。駒場では東門、西門、バックスタンドと分かれるため、例えば通常東門(ホーム側ゴール裏)なら200番までの抽選番号が用意されているのだが、この日は400番を超えていた。キャパシティが2万人の駒場ではありえない多さである。


<試合当日 20日>
 朝は曇りがちの天気であったが、試合が始まる前には快晴へと変わって行った。私は8時前にスタジアムに到着したが、駒場スタジアムの周りには溢れんばかりの人であった。優勝が決定しようかという試合に朝早くから長蛇の列。そして、チケットを持っていないサポはボードを掲げ、余っている人・譲ってくれる人を大声で探し回っている。早朝とは思えない、熱気に包まれていた。

 各スポーツ新聞等には載っていたが、当日は『紙吹雪大作戦』が計画されていた。レッズの重要な試合では時々行われていたものではあるが、今回は事前から呼びかけが行われており、相当量の紙吹雪が集まってはいた。しかし、当日も入場を待つサポが、あちらこちらで新聞や雑誌で紙吹雪を作成していた。この紙吹雪、指定席には入場前にコンビニの袋に分けて席に置いておくという念の入れようだった。

 入場前の10時にはすっかり晴れて、半袖でも良いような陽気。入場とともに自由席は満席となり、スタジアムもなんともいえない緊張感に包まれていた。ウォーミングアップ後、選手紹介が始まる。レッズはトップ下に暢久が入るベストな布陣。相手グランパスもウェズレイ・マルケスの2トップ、復帰した秋田・大森がDFラインに入りナビスコカップ準決勝とは違いほぼベスト布陣。

 選手入場と共に事前に申し合わせていたタイミングで紙吹雪が舞う!これはやっている自分も鳥肌が立った。撒いた後、足場が紙吹雪で埋まり、靴を脱げるほどであったから相当量が舞ったと思われる。

 試合は開始と同時にレッズが勢いよく攻めるが、なかなかチャンスを作ることはできなかった。エメの対応の仕方がどのチームも徹底されており、なかなか前を向けない。よって他のメンバーもスピードに乗れず、そのうち足が止まるようになってくる。結局、グランパスのカウンターから2得点を奪われ0−2。その後、審判のアシストもあり1点を返したが、長いロスタイムにも同点に追いつくことが出来ずに試合終了。

実は、試合終了直前にはスタジアムの隅で表彰台の用意が行われていたので、まわりのみんなはG大阪の負けの予想がついていた(笑)。ただ、アナウンスで結果が発表された後、スタジアムは徐々に活気を取り戻した。

 負けてステージ優勝。何かすっきりしない、そして言い表せないモヤモヤ感・・・。2ndステージで2敗しかしていないのに!今年はホームで負けなしなのに!まさか優勝決定戦で負けるとは・・・。レッズらしいと言えばレッズらしい・・・。神様、酷です。

 表彰終了後の場内一周ではさすがに私も泣いてしまった。駒場でのJ2降格、J1昇格・・・、近年のナビスコ決勝・・・、いろいろなシーンが思い出され・・・。サポに渡ったJリーグ杯は輝かしく思えたし、『We are reds!』の掛け声には魂がこもっていた。場内を回っての挨拶後には往年の選手のコールが沸き起こり、『ゲットゴール!福田っ!』は異様なほど盛り上がった。

 試合終了1時間後・・・。場内を埋め尽くしていた紙吹雪をみんなで掃除していた・・・。これもレッズサポ!

 その夜、浦和の町は相当盛り上がったそうだが、うちのチームは祝杯を挙げてすぐに帰った。こんなところで浮かれてはいられない。気持ちは既にチャンピオンシップである。ステージ優勝をしても年間チャンピオンにならなければ名前は残らない!サンフレッチェやエスパルス・・・。どれだけの人がステージ優勝したことを覚えているのでしょう?今年、チャンピオンシップの相手である横浜Fマリノスにはリーグ戦では2分け。ナビスコ準決勝では勝ったものの、相手はベストメンバーに程遠く参考にはならない。各チームはレッズの攻撃陣の抑え方は既にわかっており、岡田監督が気付いていないとは思えない。

 DFは日本を代表する中澤・松田・中西、そしてドゥトラ、好調田中隼がサイドにと個人能力も申し分ない。MF陣も奥・遠藤・柳・那須を中心に力強く・経験が豊富であり、FWには早い坂田・清水が控える。レッズが挑戦する形となるが、この経験豊富な強い相手にいつものサッカーが出来るのか?2週間後に控えるCSに向けてどのような調整をしていくのか?初の舞台を踏むレッズ!勢いでぜひ日本一に!


<優勝決定3日後 23日>
 と、書きはしたがレッズサポである私は次のアウェー柏戦に向かう。だって、12年分の敗戦で勝利に餓えているんですから・・・まだまだ。
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