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可能性がある限り、まだ諦めない
2005Jリーグ ディビジョン1 第31節 ジェフ千葉vs.浦和レッズ


文/satti

 ガンバと勝ち点4に迫った浦和は満身創痍の状態だ。永井の復帰が先送り、内舘は左足首の状態が思わしくなく手術も決定した。メンバーは東京V戦と同じで3−6−1。ベンチ入りもGK山岸を除くと20歳以下のメンバー。千葉はMF阿部の出場停止でボランチには坂本、右サイドに水野、トップ下に羽生。フォーメーションは3−5−2。こちらもメンバーが揃わず苦しい布陣で臨んだ。

 前半から一進一退の攻防が続く。千葉は両サイドを有効に使い攻めて行く。浦和は中央のポンテ、右サイドの岡野を基点に千葉ゴールに襲い掛かった。中盤の攻防が激しく、シュートの場面まで行けない。15分、浦和はポンテのCKから闘莉王のヘディングシュートは惜しくも枠を外れた。この試合初めての決定機となった。21分、ポンテがミドルシュートを放つがGK櫛野がセーブする。

 29分、千葉は水野のFKからハースがヘディングシュート、GK都築がセーブしたかに見えた。千葉イレブンはゴールと喜んでいたが副審はゴールラインを割っていないの判定でノーゴール。この判定でハースは異議を申し立て警告となる。浦和は助けられた場面だった。36分にはハースがシュートを放つが都築がセーブ。ロスタイムには山田暢が直接FKからゴールを狙うが枠外。前半は0−0で折り返す。


 後半は千葉ペースで進んだ。右サイドの水野がサイドを切り裂き何度もクロスを上げるがDFにクリアされる。51分、ポンテが抜け出しシュートを放つが勢いが無く櫛野にセーブされる。これは決定的チャンスだった。その後も左サイドを千葉に破られる為、浦和ベンチが動いた。

 61分、三都主に代えて細貝を投入、水野の突破を止める意図があったのだろう。64分、疲れの見えた岡野に代えてエスクデロを投入。この交代から浦和ペースと変わるがシュートは枠に入れることが出来ない。

 70分、オシム監督が動いた。疲れの見える羽生に代えて工藤を投入。75分、細貝のシュートのように見えたがマリッチの頭に当たってしまい枠に入らない。ここに来て両チームは放り込みのサッカーをし始めた。78分〜81分まで千葉は6回のクロスを上げるが、すべてDFがクリアした。84分、ハースに代えて林を投入、その後浦和はエスクデロがゴール前まで切り込みシュートを打つかに見えたが、パスを選択しクリアされる。

 86分、エスクデロが2回連続の警告で退場処分となってしまう。87分、水野のFKから斉藤がヘディングシュート。わずかに枠を外れ、スコアレスドローも見えてきた。ロスタイム表示は3分。千葉、山岸のショートCKから、中島へ。中島から山岸、そして中央の水野へパス。水野がミドルシュートを放ち、これが浦和DF闘莉王に当たりコースが変わりゴール。劇的な幕切れだった。


 本当に互角のゲームでどちらに転んでもおかしくなかった。29分のハースのシュートはTVで見るとゴールの判定である。その場でリプレイの機能があれば良かったと思う。これは浦和に良い判定だったと思う。

 浦和の失点は不運だったが、それまでの守りは良かった。チームとして大事なところで勝ちきれない勝負弱さがあるのかもしれない。それと千葉のホームで負けられない意地を感じた。千葉は再び優勝戦線に浮上した。首位ガンバ、3位鹿島が負け、セレッソが引き分けと勝ち点4差は変わらない。優勝は数字上では可能なので諦めずに戦って欲しいと思う。
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