topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink
 webnews 04/11/14 (日) <レポートに戻る>
反町康治監督(アルビレックス新潟)記者会見
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦 湘南ベルマーレvs.アルビレックス新潟


試合を振り返って

 えー、結果に関してはしっかりと受け止めないかなというふうに感じています。まあ、ミッドウィークに試合があって、良い準備をしてきたんですけれども、結果が伴わなかったという点については残念に思っています。ただ今日は、前のゲームに比べますと、選手の戦う姿勢ですとか、自分たちで何とかしてあげようという積極性。そういう意味では、まあ結果は伴いませんでしたけれども、非常に僕は満足しているというか、当然、結果は伴っていないんですけれども、良くやったというふうには思っています。


ホーム試合が平塚へ変えられてアウェー続きだと思いますが、疲労やコンディションの問題は?

 うーん、勝てば『ない』って言うんですが、負ければ『ある』って言いたくなるんですが。それはサッカーを取り巻く環境で良くあることですし、逆にそういうところで強くならなきゃならない部分があると思いますね。だからそれは言い訳にも何にもならないと思います。ただ、リズムがうまくできないっていうことに関しては、やっぱりそれは間違いなくあると。そういうところです。


3失点。にわかに失点が増えてきたのは?

 うーん、まあ、失点に関してはしっかりと分析をして、話をしていかなきゃいけないんですけれども。全体的なゲームの流れとしては、先制した後も、ずっとこちらに流れがあって、まあカウンターですよね。それでサイドが出てきてという予想通りの展開だったんですけれども。そこで攻め切れなかった。点を取り切れなかった。やはりひとつリズムを失ったと。
 この前のゲームにしても、その前にしても、相手の非常に、目の覚めるような、目の覚めるっていうか、相手を褒めてもしょうがないんですけれども(笑)、非常に素晴らしいシュートが入っていて、そういうのもサッカーなのかなと思っているのが、ここ最近では良くあります。ただ、今日は、次にすごくつながる戦いができたと思いますので、選手には『顔を下げずに、顔を上げて』。そうやって明日、新潟に戻りたい気持ちが強いです。


今日も多くのサポーターが詰め掛けました。震災とサッカーとは直接関係ないとはいえ、何かサポーターへ向けてメッセージがあれば。

 まあ、新潟から関東へ来るのもアクセスが非常に難しくなっている状況ですけれど、それにも関わらず、たくさん集まっていただいて、感謝しています。今、僕らのチームも非常に踏ん張りどころだと思いますんで『一緒に戦って頑張っていこう』と、そういう気持ちは強いです。


チームのモチベーションの持っていき方は?

 今まで監督になってから、ほとんど最後までJ2の時は優勝・昇格圏内争いをしていて、今年J1に昇格しまして、降格争いからの抜け出すことを目標にやっていて、それを達成して。僕も初めての経験なんで、うまくどうやって持っていくかを感じていたんですけれども、自分の中にもそういう姿を見せているのかなと。そういう私の背中を見て選手たちも同様に、波及しているんじゃないかなという感じはします。
 リーグをあと3試合、それと日本代表に勝つという目標もありますんで。良い形でシーズンを終えることが大事だと思いますんで、先ほども触れましたように新潟の県民に力を与えることだと思いますし、先ほども触れましたように『顔を下げずに』。今日の試合は、僕は非常に収穫のあるゲームだと思いましたので、そういうことを言って、まあ、2連休した後に、オフ明けから良いトレーニングをやって、FC東京戦がホームでできそうなので、これに備えたいなと思います。


次につながる戦い方」「収穫」という2つのキーワードを具体的に。

 タクティカルな部分は、ウチのビルドアップに問題があるって言ったんですけれど、今日はかなり落ち着いて相手を動かしているうちにボランチに入れて、ボランチからトップへという経路が、ダイレクトプレーの経路が少し落ち着いてできるようになったかなと思うのが、タクティカルな部分であったんですけれど。
 一番大きいのは自分たちから、やるということですね。自分たちからアクティブに動くということができたということです。この間の試合は『敗戦を誰かのせいにしよう』とか『尻尾を巻いて逃げる』というような、そういう戦い方を選手個々がしていたと思うんですよ。それじゃ何にもならない。
 試合の前に選手に言ったんですけれども、ゲームの結果についての責任は全部俺が取る。当然ですよね。ただしゲームの行なわれる90分以内はピッチの中にいる人間はそれぞれが責任を持ってやらなきゃいけないという話をして。今日は何回も言っていますように、そういう意味で責任が私にあるだけであって、選手には全く責任はありません。最後まで一所懸命にやった。1点を追いつくためにやった。ただ、まあ監督の常套句ですけれど、今日はちょっと運がなかったなと。そういうことで済ませていただければと思います。


今日の試合もそうですし、柏戦の先制点もそうだったんですけれど、ミドルシュートでやられている部分が多いんですが?

 その点に関しては僕もずいぶん感じている部分があります。分析するに、ウチは3人、前においてやっていますけれども、その3人の距離というか形が、背中にゴールを向けて戻っているようじゃ、野澤に向けて戻っているようじゃダメで。もう少し助けてあげるようにしないと。やっぱりボランチが最終ラインに吸収されたりする場面が出てきますし。慎吾とエジミウソンあたりがもう一歩、もう2、3メートル助けてあげることが必要で。それはミーティングの中でも言っているんですけれども。ゲームがはじまるとどうしても足がとまってしまう部分があるんで、そこは大きな改善点だと思います。ビデオを見させて、次のゲームで直していかないといけないプライオリティのひとつだと思います。


上田栄治監督(湘南ベルマーレ)記者会見
レポートに戻る
<レポートに戻る>
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送