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 webnews 04/11/18 (木) <レポートに戻る>
小野剛監督(サンフレッチェ広島)記者会見
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦 横浜FCvs.サンフレッチェ広島


試合を振り返って

 まず結果、負けということで非常に残念ですし、わざわざ応援に来てくれたサポーターにも本当に申し訳ない試合になってしまったと思います。

 過去2年間は、むしろ逆の立場で天皇杯の1発目の対戦というのを迎えていました。ですから尚更、この最初の試合、J1にとっての最初の試合という難しさっていうのを知っていたつもりでした。昨日のテレビで何試合か見たりしたんですけど、この試合の難しさをどういう風にもっていくか、そこの部分、結局はこの試合に賭ける意気込み、そういう気迫、そこの部分で相手を上回ることが出来なかった。それに尽きると思います。

 それは個々の1対1の局面とか、球際でのバトル、セカンドボールをどちらが拾うか、そういったところ、1つのプレーにしてみれば小さなことかもしれないですけど、蓄積になっていったところがゲームの流れを左右する。どんな相手とでも、そこの部分で決して負けてはいけない。相手の云々ではなく、自分達はそこまでモチベーションを、自分達の力で高めるように、まだまだチームを成長させなければならない。そういう課題がたくさん出た試合だし、この悔しさは、そういった課題を、どうこなしてチームを成長させるかに繋げていかなければならないと思いました。


中山、前田選手を先発起用した意図と評価について

 中山に関しては、ここ最近ずっとパフォーマンスがうちのFW陣の中で1番良かったです。動きの質、ゴールに向かう姿勢ともに非常に良かったので。今までのリーグからリーグの合間の天皇杯なんですけど、そこでメンバーを落としていったら絶対に勝てない。ただ同じメンバーだと、どうしても次のリーグの残り3試合の方を見てしまう。この試合の中で、気迫を持って思い切り闘ってくれる、そういう新しいエネルギーを少し注入したいと思って入れました。

 この試合では(前田)俊介が相手のDF等々を考えると、高さではなく足元で必ず突破出来るはずというように思っていたんで、俊介もスタートから持っていく予定でした。そうした時に足元で受けるプレー+裏で受けるプレーが出来るということで、組み合わせ的には俊介と(中山)元気で行こうという風に思って用意しました。

 元気に関してはよく動きを作ってくれたとは思うんですけど、そっから先のもう一仕事というところでは、もっと高めなければいけない。俊介も、今日もいくつか決定的なチャンスは作ってくれました。ですけど、もう「いいチャンスを作った」、「よくやった」という時期は過ぎているので、決めるところを決めなければ。

 むこうは4−2−4と前掛かりになってきたので、逆にこっちもチャンスはあって、決めるところをきっちり決めれば流れを持ってくることが出来る。もうその責任感の中で闘っていかなければならない選手だと思います。


前半から内容的には今一つだったが、ハーフタイムに何を伝えたか?

 向こうが前が4人並ぶような4−2−4的な感じで、攻守に渡って非常に勢いっていうのか、圧力は感じる。ただ1つ壁を越えれば必ずスペースというのがあるんで、そこで、きっちりともっとゲームを持っていくことが出来れば、確実にゲームをモノにすることが出来る。そういうことなんですけど、じゃ、何故それが出来ないのか。目の前の1対1のところで先にボールを触られる、セービングでボールを競り負ける、ボールを取れるところが取れない。結局ここら辺がボディーブローになって、いざ攻めになってシフトアップして加速しようという時に難しさが出てくる。

 相手のFWがよくボールを追っていたとは思いますけど、それで、こちらが攻撃に掛ける、その1対1のところ、球際のバトルのところ、そこをきっちり制することが出来なければ、こういう試合は勝つことが出来ないと送り出しました。



リトバルスキー監督(横浜FC)記者会見
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