topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink
 webnews 04/11/18 (木) <レポートに戻る>
リトバルスキー監督(横浜FC)記者会見
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦 横浜FCvs.サンフレッチェ広島


試合を振り返って

 今日、試合が終って、みんなロッカールームで、もちろん幸せな雰囲気で今過ごしています。今日、1試合、みんなハードに働いて、ラッキーな1点で試合を勝つことが出来ましたから。

 まず前半なんですけれども、何回か本当に危険なシチュエーションを迎えたと思います。我々が完全に(試合を)コントロールするということは難しくて、そういう中でもGK菅野のファインセーブ等で凌いできました。
 今日のテーマとして、前半45分、本当に凄いプレッシャーを(相手に)与えることとしました。何故ならば、サンフレッチェは非常にいいチームでありまして、服部選手、駒野選手、中山選手等に対して非常にいいプレーをするので、前半45分はプレッシャーを与え続けました。特に両サイドのところなんですけど、そこを上手く突いてサンフレッチェは攻撃してきますので、そこのところをカバーすることに集中しました。

 我々は0−0というスコアーで長い時間ゲームを進めることが出来ましたら、我々の方にもチャンスがあるという風に確信していました。カップ戦というのは得てして0−0で均衡した中、進んで言った場合、ゲームはセカンドハーフによくチャンスが産まれる。後半に入って前田選手とベット選手に2回ほど本当に決定的なチャンスを、我々にとっては危ないシーンを迎えたんですけれども、そこも菅野選手のお蔭で切り抜けることが出来ました。

 最後、我々が得点してからベンチの方は非常に興奮してまして、落ち着こうと思いながらなかなか落ち着けなかった。特にスタッフ、選手にとって最後の5分は本当に非常に長いものに感じました。今日、みんな限界まで挑戦してくれて、我々のチーム、選手それぞれが限界まで挑戦し続けてくました。結果としてこういう結果を得たんですけど、1日休んでみて、本当にもっと幸せな気分に浸っているのではないでしょうか。本当にプロとして限界までチャレンジしたということが重要だと考えています。


この1週間、メンタル面も含めて練習でもどういう準備をしてきたか?

 我々は非常にいい準備が出来ました。友人のモリモトさん、彼がデータをJ1、J2総て細かく把握して、本当に詳細なところまで把握したものを監督の方に出してくれたので、監督の立場から選手に戦術のこういう風にやるというような指令と言うか、そういうのを出すのが非常に簡単でした。(日本語で監督が「そんなに簡単じゃないよ、私の準備は」と言葉を挟み、会見場に笑いが起こる)

 モチベーション、メンタルではそう簡単にJ2のリーグ戦とは比較が出来ない。特にいわゆる格が上のところのチームとやるわけで、そういうところでは背中を押しやすかったし、選手もそういう面では高いモチベーションで試合に臨むことが出来ました。


ロングボールを多く絡めながらの攻撃で、相手のパスサッカーの良さを消したようにえたが?

 相手の3バックはフラットではなく、3バック・2ストッパーです。サイドから20m〜15m入ったところには結構スペースがありました。そのスペースを最初から使いたいと思っていました。相手の森アとベットのパスワークは結構上手いので、それで後ろからラインを上げてスペースを少なくしてプレッシャーを掛けるつもりでした。たまには危ない場面もありましたけれど、大体、良かったと思います。そこはスカウティングから(情報を)教えてもらってタクティクスのプランを作りました。


今日はボールポゼッションでも相手を上回っていたと思うが、決定的なシーンの数については広島が多かった。フィニシュの精度も含めてそうなる原因はどこにあるのか?

 J2の試合の時も、だいたい同じことが起きます。パスは結構上手いのですが、最後のラストパス、フィニッシュが、うちはまだ良くありません。反対に相手を見ると、服部と駒野などはピンポイントのクロスが出来る選手ですし、ベットは1対1も勝負出来るタレントですし、スルーパスも出せます。うちにはあまりいない選手です。うちとは違うサッカーですね。

 今日は決定的な場面はありましたけど、例えば、内田のカウンターの時はあまり上手くスペースを使っていません。だいたいカウンターの時は30m幅を使いますが、彼はまだ若いので、恐らくそのことを知りません。ボールをサイドに出してしまって、カウンターのイメージがなくなってしまいました。

 経験不足という問題だと思います。うちのプレーヤーは北村、内田、臼井と、みな若いので、多分、まだ判らないこともあると思います。パスワークは今年も良くなりましたけど、決定的なチャンスはまだ足りないと思います。



小野剛監督(サンフレッチェ広島)記者会見
試合レポートに戻る
<レポートに戻る>
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送