topnewscolumnhistoryspecialf-cafeabout 2002wBBSmail tolink
 webnews 04/12/29 (水) <レポートに戻る>
ブッフバルト監督(浦和レッズ)記者会見
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝 浦和レッズvsジュビロ磐田


試合を振り返って

 今日なんですけれども、天皇杯の準決勝ということで、準決勝まで来ますと、どちらもやはり決勝にどうしても進みたいというところで、(相手に)リードされたくないという気持ちが強かったと思います。前半は両チームともほとんどチャンスらしいチャンスはない、ほとんどノーエヴェント試合だったと思います。

 後半に入りまして、非常に両チームともオープンになってきたということが言えます。レッズの方が更により一層、相手よりもプレッシャーを掛けていって、攻撃的になっていったということが言えます。3回、凄いチャンスが少なくともあったと思いますが、その内1本はポストに当ったシーン、田中達也のシュートと色々ありました。そんな流れの中でレッズがリードしたと、その結果は妥当な結果だと思います。

 その後、分岐点になったというのは1−1の同点だったと思うんですけれども、あそこら辺の集中力の欠如が非常に残念だったと言うか、本当にあそこは、ああじゃいけないという風に思ってます。

 同点になった後なんですけれども、慌てて2−1にしようとそういう気になってしまって、我々のやっていたサッカーというものを崩してしまいました。ジュビロはそこのチャンスを上手く突いて2−1となりました。その後も達也のチャンスがあって入ったと思ったんですけど、残念ながら判断が逆の判定というものが下されました。

 我々のチーム自体は今シーズン、すべての大会に於ていい成績を残してくれたと思うんですけど、残念ながら1位に立つことは、ほとんどわずかの所で足りなかったということが言えると思います。これで来シーズンは、また0からしっかりスタートして、足りない部分をしっかり伸ばしていきたいと思います。

 今シーズン、レッズの見せてきたサッカーというものは非常に楽しい、本当にサッカーを多くの人々に慣れ親しんで貰うためには非常にいい、Jリーグに対しても貢献したのではないかと思っています。そういうプレーをし続けてくれた選手を私は本当に誇りに思っております。


今日も選手の並び(布陣)を変えたが、その狙いを教えて下さい。

(アレックス)にはトップ下ということで前線へのボール供給をさせたいと思っていました。そして逆に平川に左サイドで相手を圧倒して貰いたい、また右サイドを山田と考えていました。

 非常にバリエーションに富んだ攻撃というものを考えていたんですけれども、残念ながら今日のアレックスは彼の最良の日ではなかったと言えると思いますが、特に後半は色々なチャンスを作り出してくれたという風に思っています。あと多少、昨日の練習中に打撲しましたんで、そういうことでもかなり影響があったということも解っています。


来年は足りなかったものを補っていきたいとおしゃっていましたが、タイトルを取る為に足りなかったものとはどういったところでしょうか?

 タイトルを取る為ということに関しましては、何をするべきかと言うか、それを取れるか取れないかというのは、本当に運というものが非常に大きく左右するということもあると思います。

 例えば今日もシーズン中には、闘莉王だったり、ネネだったり、エメルソンという主力選手がいなかったということがありますが、はっきり言いまして「クオリティ」と言いますか、状況によって判断力、そして集中力、こういったものをやっぱりウチの若い選手達が完全には身に付けてないということだと思います。これはですね、やっぱり更なる経験を積んで身に付けていくしかないと言うか、逆にそういう経験を積ますということが大切になってくると思います。

 例えば今日の試合なんかでも、相手のプレッシャーを受けた狭い状況になってきた、そういった中で「じゃ、どういう風にそれを打開するのか?」ということ、それをゲームの流れから読む、事前に危険を察知する、そういう力というものを養っていく必要があると思います。今日の対戦相手のジュビロの方がですね、逆に代表の選手、元代表の選手といったような経験豊富な選手達がいて、彼らのやり方というもの、それがある程度、頭脳的なプレーとなっていると言えると思います。

 私は「優勝を約束する」と言った覚えはないんですけど、「常に優勝争いをする、そういうチーム作りをする」と言ってきました。今年、Jリーグ1stステージに於きましては3位、2ndステージは1位、ナビスコ杯、これは準優勝ということから判りますように2位に、今日の天皇杯は準決勝まで来たというところで3位と言えると思います。ですのでここまでしっかりしたチームになってきましたんで、これをですね、また更に伸ばしていって、本当に「優勝」を目指すチームにしたいと思います。今シーズン、我々が積み上げたものというのは、本当に素晴らしい基本、基礎が出来たと思います。


山本昌邦監督(ジュビロ磐田)記者会見
試合レポートに戻る
<レポートに戻る>
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送