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 webnews 05/10/19 (水) <レポートに戻る>
前田秀樹監督(水戸ホーリーホック)記者会見
2005Jリーグ ディビジョン2 第36節 水戸ホーリーホックvs.アビスパ福岡


試合を振り返って

 失点3という以上のレベルの差があったのかなと思います。ただ、今回、眞行寺、秋田、小椋というのが久々に出てきて、この3枚がどのくらい機能するのか、どのくらい守備ができて、攻撃に参加できるかなというのを見てみたかったと思っていました。前半は、最初の10分くらいはおどおどしていましたけれど、それからリズムが徐々に取れてきたかなと。相手も結構攻めあぐねたところがあって、逆にうちのファビオが裏へ出たシュート、眞行寺の打ったシュートが入っていれば、また違っていたのかなと思います。

 ただ、点を取りに行っているだけに、ひとつのミスが失点につながってしまう。京都とか福岡、あるいはレベルの高いところでは、その通りになってしまうということです。(秦)賢二がボールを左サイドでカットして持っていて、さあ攻撃だというところでドリブルを始めて、相手を探しているうちに後ろからつつかれて、そのボールをワンタッチでポンと裏に出されて1点と。あるいは、それと2点目は、関が右サイドでもらって、そこでボールを止めて1対1をやっているうちに後ろからつつかれて、それが失点につながってしまったと。

 あの辺の違い。なんでもないんだけれど、ワンタッチで出せないうちの遅さの違いが今日は出てしまったんじゃないかなと思います。もう少し簡単にワンタッチで出せれば、あそこプレスから逃れられたのに、悪いサッカーではないんだけれど、その辺がまだまだ。5位くらいのチームならあれでも通用するけれども、やはり、上位チームでは全然通用しないということですね。考えて、ボールを出そうなんて時間はないと。今日なんかは、まさしく福岡のプレスが速かったというところですね。その違いがはっきりと出てしまったんじゃないかなと思います。


今日のファビオの出来はいかがだったでしょうか。

 ずっと使っていますけれど、彼の能力というのは足らない部分があって、前を向けば1対1のところで意外性があるだろうけれども、もう少し慣れてこないと難しいかなと。使って伸ばしていくしかないのかなと。はっきり言って、J1で通用する選手でもないし、育てるという意味では可能性はあると思いますが、ただ、フィジカル面の強さもまだないと思うんですね。センスはあるけれど、体の使い方とか、ボールのもらい方とか、まだまだ教わっていない部分があるので、その辺はコミュニケーションを取ってやっていかないと、苦しいところはあるかなという気がしますね。


1トップよりも2トップの方がやりやすいということはありますか。

 この前は2トップでやったんですけれど、磯山と組んでも中々上手く機能しない、むしろ1トップにして彼をフリーにしたほうが自由に出来るのかなというところで、リスクを出来るだけなくして、彼を自由にさせてあげようということで、今日は1トップでやりました。それで、前半を0−0で行ければ、すぐに2トップに変えて点を取りに行こうという考えはありましたけれど、結果的には、前半で1点を入れられて2トップにして点を取りに行きました。そうなると、やはりもっとリスクがあると。2トップにして点を取りに行くということは、逆に言えば、やられるというケースも考えていましたけれど、やはり速攻で何点かやられたと。これはもうどうしようもないと。その差はあると思いますね。


相手はかなり左サイド起点にして崩してきましたけれど、それに対する対策というものは。

 1点目もそうですし、2点目もそうだったんですが、須田が古賀とのマッチアップから、なんでもないところで裏を取られてしまったと。やはり中盤でボールを奪われたことも影響していますけれど、あれは裏を警戒していれば、そんなに怖くない場面だったんですけれど、簡単に裏を取られてしまってからのセンタリングですから、これは本当にDFとしては不用意なところが結構ありました。

 彼は、もともとはDFの選手じゃないんで、ちょっとかわいそうですけれどね、攻撃ではいいところが出せるんだけれども、ただ今日は攻撃でもいいところが出ませんでした。持ってはいけないところで突っかけていって取られてカウンターを喰らっているという場面がありました。うちの右サイドが、もっとしっかりしないと、かなり崩される場面も出てきてしまうなと。

 3点目を入れられたら勝負は決まりですから、そういう意味では、何とかあそこを崩されないで攻撃に移れるというところで小椋は硬いかなということで持ってきて、中盤は組み立てが難しくなりますけれども、起用な関を持ってきて、右サイドは(伊藤)仁、速いですから、何とかあそこを突破できれば、前の磯山とファビオは高さがありますから、いいボールが入ってくれば点につながるだろうということで、そういう布陣にしてみました。


今日の小椋はボランチでスタートしましたけれど、後半は右SBとしてプレーしました。永井が戻ってきたときに、また変更の余地はあるのでしょうか。

 いまはボランチのポジションも、SBのポジションも両方が欲しいですね。小椋のスピードと読みというのはボランチとしては魅力がありますね。ただサイドとしても1対1は強いですから、やはり応急処置として水戸がやらなければいけないのは、水戸はサイドを破られるケースがあまりにも多すぎると。そういう意味では、サイドを硬くしていかないと、そこからやられているケースが非常に多いんで、応急処置として穴をふさがないと、ますます行き詰ってしまうんじゃないか。まずはそこだと思うんですよね。中盤に関しては、永井が帰ってくると、原は長くやっていますから、彼なんかは器用な選手なんで、そこでも十分にやれるかなと。


松田浩監督(アビスパ福岡)記者会見
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