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文／え〜じ
「高さがとか、スピードが無いとか、フィジカルが課題だとか、20年前からずっと同じことを言ってるんですよ。そんなの分かってるって」
ある選手のインタビューコメントを耳にしました。
「監督が替われば半分くらいはメンバーが替わるんじゃないですかね。若い選手を育てるのも良いけど、監督が替わる度に違う選手を呼ぶのでは意味が無い。『続け』ないと、『繋いで』いかないと駄目」
実際のコメントとはちょっと違っていると思いますが、こんな意味のことも言っていました。もしかしたら、今までの女子日本代表の強化方針に一貫性とか『継続性』が欠けていたということなのでしょうか？
後日、話していた選手に確認したところ「監督が替わったら違う選手が呼ばれるのは、普通でしょうね」と笑って言われました。「あっ、そうですね（笑）」
今回スペランツァから代表に入った下小鶴選手は、高さや競り合いの強さを買われて選出されたと聞きます。元々中盤の選手ですから、前線へのフィードやキープ力など『繋げる』能力があることもその理由に挙げられるようです。高さのある選手やフィジカルに強い選手を数人加えたとは言え、今までの課題が完全に克服された訳ではないでしょう。でも今の女子日本代表は、テクニックや俊敏性とチームプレーなどの持ち味を活かした『繋げる』サッカーで、きっと魅了してくれると信じています。
さあいよいよ、女子サッカーの期待と希望を未来へと『繋ぐ』為の戦いが始まります。全体から見れば些細な事なのかもしれませんが、日頃Ｌ・リーグを応援するサポーター達も今回のオリンピック予選に向けて準備をしてきましたし、この一戦一戦を全身全霊を込めてサポートします！
そして（５月）U-19世界選手権のアジア予選、（６月）2004Ｌ・リーグ開幕、（８月）オリンピック本大会、国体、（９月）Ｌ・リーグ再開、（11月）U-19世界選手権、その後には全日本選手権。来年も、再来年も、その又次の年も、又又・・・。女子サッカーは『続いて』いきますし、変わらずサポートします！ずっとずっとず〜っと『繋げて』いきます。
