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 第25回全日本女子サッカー選手権大会 <前へ次へindexへ>
岡山湯郷ベスト8へ!因縁の対決を制す。
第25回全日本女子サッカー選手権大会 2回戦 岡山湯郷Bellevs.宝塚バニーズレディースサッカークラブ

2004年1月12日(祝)11:00キックオフ 三重県上野市運動公園競技場 観衆:200人 天候:晴
試合結果/岡山湯郷3−1宝塚(前2−1、後1−0)
得点経過/[岡山湯郷]荒井(4分)、[宝塚]柏原(9分)、[岡山湯郷]鎌田(39分)、宮間(53分)


文/三重県サッカー協会 理事 大谷徹

 上野会場の第2回戦・第1試合は「岡山湯郷Belle」対「宝塚バニーズ」の因縁の戦いとなった。

 両チームは本年度のL・リーグで4度戦い、予選となる西日本リーグでは2−1、5−1と岡山湯郷が連勝している。最終的に岡山湯郷は西日本リーグで4位、宝塚は5位となり、両チームとも下位リーグにまわった。下位リーグでの対戦では、終了15分前まで宝塚が3−1とリードしていたが、そこから岡山湯郷が猛反撃。結局3−3で引き分けている。その結果、下位リーグでは岡山湯郷が大原学園についで2位、宝塚は3位となり、来年度から始まるL1参入決定戦に臨むこととなった。しかし参入決定戦では、それまで岡山湯郷に勝てなかった宝塚が2−1で勝利。岡山湯郷は残念ながらL2へ、宝塚はL1への参入が決まった。L1の意地をみせたい宝塚と、雪辱を期す岡山湯郷。2回戦屈指の好カードは、その結果に興味がもたれた。



 立ち上がりから、日本代表で昨年アメリカで行われたワールドカップにも出場した(9)宮間のポールキープとドリブル突破から岡山湯郷がペースを握る。4分、右45度で得たフリーキックを(24)赤井が蹴り、GKが左へ動いたすきに、右隅に直接ゴールイン。20メートルはあるところからの見事なシュートで岡山湯郷が1−0と早くもリードを奪った。続く7分にも岡山湯郷は(16)泉に決定機が訪れたが残念ながら追加点はならなかった。

 しかし、立ち上がりの岡山湯郷の攻撃を1点で食い止めた宝塚は、それ以降は落ち着きを取り戻しペースを握り、右サイドの(17)小林からの突破が目立つようになった。そして10分、コーナーキックからのゴール前での混戦を(22)柏原が左隅に決めて、1−1と振り出しに戻す。宝塚はその後も攻勢をしかけ、14分には(18)三浦がゴール前を抜け出し、フリーでシュートを放つも、ゴールの枠をとらえることができない。

 宝塚が完全に中盤を支配し、21分、26分、28分、30分と矢継ぎ早にビッグチャンスを迎えるも、いずれも得点には至らず。宝塚が主導権を握ったまま前半終了かと思われた。しかし39分、岡山湯郷の(11)鎌田がドリブルから放った25m以上もあるロングシュートが、宝塚のGK(1)安田の手の先をあざ笑うかのようにゴールイン。その直後に前半終了という劇的なゴールであった。



 宝塚は、後半からキャプテンの(10)今枝を投入し、ショックを振り払うかのように攻め続けるが、岡山湯郷は53分、(21)中田からのパスを受けた(9)宮間がDFに背を向けながらもうまく反転し、ゴール左隅に決め3−1とリードを広げる。必死の反撃を試みる宝塚は後半65分、67分と(17)小林が右サイドを突破、チャンスをつくるが、得点には至らない。対する岡山湯郷も74分には、(8)中川からのパスを(9)宮間がダイレタトでフリーの(4)北岡につなげるも、ゴールポストに当たり追加点とはならない。そして、宝塚が最後の攻勢にでるが、(24)伊丹のフリーキックや、(14)若林のへディングシュートも実らず、タイムアップを迎え、3−1で岡山湯郷が雪辱を果たした。

 シュート数11対6でわかるように、宝塚が終始ペースを握っていたが、岡山湯郷は立ち上がりのフリーキックと、前半終了間際のロングシュートが決まり、幸運な結果をもたらし、広島スタジアムで1月18日に行われる準々決勝に進出した。


(岡山湯郷Belle) (宝塚バニーズレディースサッカークラブ)
GK: 福元美穂 GK: 安田真季
DF: 福原理恵 三宅由美(68分/松原めぐみ) 高畑愛美 DF: 加治屋早織 西手友美 田中真由美 佐藤裕美
MF: 北岡幸子 泉紀子(50分/中川理恵) 鎌田友理(72分/田中静佳) 赤井歩 藤井恵 宮間あや MF: 河野雅子(41分/今枝梢) 稲葉昌美 小林舞子(70分/若林エリ) 伊丹絵美
FW: 中田麻衣子 FW: 三浦香子 柏原慶子
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