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 頑張れ!女子サッカー 04/07/16 (金) <前へ次へindexへ>
目標は1次リーグ1位突破。初戦のスウェーデンとの戦いが大きな鍵を
握る。

 なでしこジャパン、最終メンバー選考キャンプを終了。
 日本女子代表候補トレーニングキャンプ(7/12〜14)

 文/西森彰
 新たに「なでしこジャパン」とネーミングされた日本女子代表の御殿場合宿が7月12日(月)から、7月14日(水)の3日間に渡って行なわれた。そして、7月15日(木)に、アテネの本大会に臨む18人の選手たちが正式に発表された。(代表メンバー、今後のスケジュールについてはこちらから)。

 今回の合宿ではアテネで戦う18人の見極めが最大のポイントだ。笑顔でコミュニケーションをとりながらも、選手たちは最後のアピールを試みる。年明けの長期合宿でレギュラーに定着した下小鶴綾は「(初めて追われる立場での合宿ですが?との質問に)いやあ、そういう意識はありませんね。ベストを尽くして、まずはメンバーに残れるように頑張りたいです」と語った。

 その選手たちの姿を眺めながら「これだけ呼ぶと迷いませんか」と上田監督に尋ねる。「もちろん、迷いますよ」と笑顔で頷かれたが、練習内容をつぶさに見ていると、最終メンバーの構想、そしてメンバー内の役割まで、ほとんど決まっているようだ。



 予選前の集中合宿とは違い、L・リーグ実施期間中のミニキャンプ。練習終了後、選手たちの多くはどこかしらにアイシングをしながら、宿舎へと引き上げていく。本大会1ヶ月前を意識しつつも、目の前の真剣勝負で譲ることはできない。2部制が敷かれた今年のL・リーグでは点差の開くゲームが減り、心身両面でのタフさを要求される。サッカーだから、その中で怪我の問題も出てくる。

「(傷んでいる選手がいることについては)しょうがないですね。だけどそんなに厳しくなさそうだから。現状では重大な(怪我を抱える)選手はいません。北本(綾子・さいたまレイナスFC)は怪我をしちゃったけれど、その他は順調に来ています」(上田栄治監督)

 もちろん、これ以上、本番を前にして怪我人を増やしたくない。「もうちょっと質を追求してやろうかなと思いましたけれど、あまりやりすぎて疲れを大きくしてもいけないし、また怪我につながってもいけない」と記者会見で語ったとおり、選手のコンディションを睨みながら、はやる気持ちを押さえつけて軽めの調整を続けた。



セットプレー練習以後、カメラは逆方向を向いたまま。
 その一方で「あと1ヶ月らしさ」もいくつか感じられた。7月13日の午前練習では、報道陣をグラウンドの外に出して、カメラ撮影を禁止した。そして、コートの逆サイドで、セットプレーのアイデアを選手たちに伝え、トライさせる。またセルビア・モンテネグロ戦とのハシゴ取材を行なう記者が横浜国際総合競技場へ向かった後の午後練習では、紅白戦で細部を確認したようだ。

 また、昼食後には上田監督と、澤穂希ら主力選手4人がかなりの時間を取って報道陣からの質問に答える。アピールすべき部分はアピールし、隠すべき部分は隠して、本番への臨戦態勢を整えている「なでしこジャパン」。1ヶ月後のアテネで、どのような戦いを披露してくれるのだろうか。


上田栄治監督記者会見(7月13日・火)
代表メンバー、ならびにスケジュール
澤穂希選手共同インタビュー
川上直子選手共同インタビュー
大谷未央選手共同インタビュー
磯崎浩美選手共同インタビュー
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